【最新号紹介】治療(CHIRYO)3月号 実際どうなの? SGLT2阻害薬
関東地方では先日、春一番の発表がありました。
去年より2週間早いということですが、気温が上がる日も増えてきていて季節の境界を感じますね。
気温も気圧も乱高下、体にやさしくない時期ですが、出掛ける時の恰好も難しくて、外と電車と職場で温度が違うのでいろいろ考えないといけません。
今月の「治療」の特集はSGLT2阻害薬、ということで糖尿病にも心臓にも腎臓にも効果がある、領域横断的な薬となっております。
この季節の過ごし方のように、いろんなところに気をまわしつつマネジメントする力量が求められますが、本特集でじっくり向きあっていただければと思います。
特集の目次
専門医たちはどんな考え?
SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬として登場し、その後、心不全、腎不全への適応も追加されたことで、専門領域をまたがって処方される可能性のある薬剤となっています。
しかし、専門医ごとにSGLT2阻害薬への認識、処方への踏み切りやすさには差があり、患者全体を診る総合診療医としてはそれぞれの専門医の先生の考えも知っておく必要があります。
SGLT2阻害薬へのギモンを解決!
国内での処方量が増加し続けているものの、まだ使うのには不安…という方もいると思います。また、紹介された患者にSGLT2阻害薬が処方されていて慢性期管理を任される機会もあるでしょう。
痩せている患者に使って大丈夫なのか?
コストパフォーマンス的にあえて使う必要はあるの?
尿路感染症はやっぱり増える?
などなど疑問や心配する点はあると思いますが、そのようなトピックをさくさく解説しております。
プライマリ・ケア医は新薬にどう向き合うのか
特集の最後には「SGLT2阻害薬を通して薬と処方を考える」と題した座談会を収録しております。
SGLT2阻害薬が適応拡大に至ってきた経緯、エビデンスを再確認しつつ、専門医との意識の違いを考えたり、今と過去の新薬が出てくる状況の違いを考察したりと、さまざまな角度から薬についてのトークを収録しております。
SGLT2阻害薬については、同じ総合診療の先生でも少し考え方に違いがあったり、専門医の先生も領域ごとに異なる認識を持っていたりします。
だからこそ、医師間の意見のバランスを取って使っていく必要があるというこれまでの薬とは異なる、領域横断的な対応が求められ、その点ではボーダーレスな総合診療医のスペシャリティの活かしどころともいえます。
学びの一歩目にぜひ「治療」をどうぞ。
「治療(CHIRYO)」2024年3月号
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南山堂
文責:南山堂「治療」編集部 カーター