カワガラスを独り占め
先日、川原を歩いていたときのこと。
川の中に何かいるのを見つけました。
……亀?
……もしかして、鳥?
そして、それは水から出てきました。
まさか、カワガラス!?
川沿いにある遊歩道から、カワガラスまで5メートルくらい。
こんな近くからカワガラスにお目にかかったのは初めてです。
私はその場にゆっくりしゃがみました。
低姿勢なら鳥があまり不安にならないはずですから。
一瞬だけ、光の中に出てきてくれました。
とても可愛らしい子です。
カメラをプラス補正に変えました。
おめめがくりっとしていて、可愛い。
しばらく出てくるのを待ちました。
そのまま下流に飛んだので、カワガラスを見送りました。
それで終わるかと思ったら、すぐ下流にいました。
水に潜っても羽根は柔らかそうです。
カワガラスを見ていると、ミソサザイを連想します。
どちらも、動きがちょこまかしていて、かわいいです。
カワガラスの下まぶたの色は白いのだそうです。
撮りながら、ときどき目が白くなるのに気付いていて、水に潜る鳥だから目を守る膜を持っているのかと思いました。
でも、調べたら、カワガラスのは瞬膜ではなくて下まぶたの色が白いのだそうです。
カラスも目をパチパチ閉じたときに白く見えるので「カラスに似ている→カワガラス」という名前になったのかなと思いました。
カワガラスが周囲に警戒し始めました。
こんな可愛い子を怖がらせたくなかったので、早々に退散しました。