夜の主が眠る木 鳥見散歩<W遊水地-N貯水池編>2/3話 2024年1月
先日、W遊水地とその周辺へ、鳥を見に行ってきました。
この日は3種類の鳥に会うよう指令が出ていました。
そのうち2つのミッションをW遊水地で行います。
せっかくなのでヨシガモがたくさん来ている沼を覗いてきました。
また、葦原にいた小鳥も見てきました。
葦原に、種類が分からない茶色い鳥がいました。
しばらく見ていたのですが、ホオジロのオスが出てきたので、やっとホオジロのメスだと分かりました。
ホオジロはスズメみたいな茶色と黒の色をしています。
スズメに似ていると思ったけれど、見比べるとスズメの方が枯れ草に紛れる保護色度合いが完璧でした。
次のミッションに向かう前に管理棟に寄りました。
密かに楽しみにしていたベニマシコがぜんぜん見当たらなかったからです。
管理棟では野鳥の旬の情報を教えてもらえます。
ベニマシコに会えなかったと話すと
「昨日まではたくさんいました」
「この風では出てこないかもしれないですね」
ということでした。
管理棟で教えてくれた旬の鳥はツクシガモでした。
改めて車を移動させ、次のミッションの最寄り駐車場に着きました。
まずは林と、フンとペリットを探します。
ある林にて、カメラマンがいて、私の姿を見るとぷいっと帰ってしまった人がいました。
なんとなく気になって見てみると、カメラマンが狙っていた木がフンで真っ白でした。
この木があやしいなと見ていたら、後から女性が二人やってきました。
三人がかりで(最初に見つけたのは背の高い女性カメラマンでした)お目当ての鳥を見つけました。
トラフズクです。
木の葉が濃く、見つけるのがけっこう難しい場所にいました。
温和そうな女性が見つけ出すのがうまくて
「あそこにもいる」
2羽目、3羽目を見つけました。
そんなことをしていたら通りすがりの年配のご夫婦が近寄ってきました。
「いるかい」
「去年はここでひなが2羽育ったんだ」
両親とひな2羽で、4羽いるのではないかと話して、探し始めました。
私にはまだ3つめのミッションがありました。
お礼を言って移動しました。
3につづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?