カワセミ登場で盛り上がる 探鳥会レポート<K自然施設編>2/3話 2024年5月
先日、K自然施設主催で行われた野鳥観察会に参加してきました。
その名も「早起き野鳥観察会」です。
始めの30分の定点観察の間に、いろんな鳥の鳴き声を聞きました。
講師の先生は目の前の山を指して
「そのあたりに4~5羽いますね」
と言いました。
そんなにたくさんいるんだと、聞こえが良くない私は感心するばかり。
講師の先生から、トケン類の托卵について、孵化したヒナの生存率についてなどの話を聞きました。
いつもの探鳥会とは違って、鳥類学と言えるような話を聞くことができたのです。
モカさんは
「30分の定点観測の時間、最初はもったいないと思ったけど、話が面白かった」
と満足そうでした。
不意に周囲がざわざわ。
「そこにカワセミ」
「ネットの上に」
道路を挟んだ向かいにビオトープがありました。
池の周りをネットで囲っていて、その上には確かにカワセミがいました。
近くの川の水を引いているので、そのビオトープには魚もいるのかもしれません。
カワセミは何度も飛び込みました。
モカさんが双眼鏡で覗きながら感心したように
「カワセミ、取り放題だね」
と言っていました。
スタッフがスコープにカワセミを入れてくれたのですが、すぐに飛んでしまいました。
鳥が動いても次々にスコープに入れるのはいつもの探鳥会の方が技術が上かも。
未だカワセミが見つけられない人に、モカさんは
「そこに水が出ているでしょ、そのままネットの上」
かなりていねいに教えていました。
少し遠いのが残念でした。
「園内に移動してください」
スタッフからそういう声がかかりました。
センター前に集まって、3つの班に分かれて、園内で鳥を見るそうです。
参加者はぞろぞろと移動し、私たちもあとについていきました。
3につづく。