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ダム近くの集落にて~はじめまして、ニュウナイスズメ
ダムが好きな友人がいて、ダムイベントのお手伝いを頼まれました。
たいていダムがあるのは山奥で、珍しい鳥がいるかもとほくそ笑んだ私はほいほいと引き受けました。
大雨などの時にダムは水を放流するのですが、緊急時に作動するか点検するために点検放流を行います。
その日に地元の人や観光協会がお店を出して点検放流を見に来た人をおもてなしするのです。
以前から時々手伝っていて、今年も声をかけてもらいました。
朝早く現地入りした私は鳥のいそうな川辺に車を停めました。
石がゴロゴロしている川でした。
草がほとんど生えていなかったのです。
標高が高いので雑草があまり生えないのか、川の水に温泉成分が含まれていて草が生えにくいのかもしれません。
どうだろう、鳥はいるだろうかと思った時、上空を大きな鳥が飛びました。
今まで見たことがない大きさの猛禽類でした。
この地域に生息している大きな猛禽類なら、おそらくクマタカだと思います。
クマタカはあっという間に向こうの山に消えていきました。
さすが山奥。
ずいぶん迫力のある猛禽類。
私は口をあんぐりとあけるって顔をしていたと思います。
この川ではカワガラスに会うことができました。
カワガラスは石の上でぼーっとしていました。
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ダムでは、イベントで人が多かったせいか、キセキレイしか見られませんでした。
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夜は星空案内のイベントの手伝いがあったのですが、空き時間の夕方に少し鳥見をしました。
水を張った田んぼ、水路を流れる川、針葉樹と広葉樹が混ざった雑木林。
かなり鳥を期待できそうなところでした。
さっそく見かけたのはキセキレイでした。
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少し歩くと丸々したアオジに会いました。
アオジはあまり会わないのでちょっと得した気分です。
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スズメかなと思った鳥をよく見たらニュウナイスズメでした。
このスズメはほっぺが黒くないのです。
私はニュウナイスズメに会ったのはこの時が初めてでした。
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ほっぺが黒くありません。
友人がとってくれた民宿ではニワトリを飼っていて、民宿主さんがニワトリの茶色い背中をなでさせてくれました。
羽毛で覆われた背中は思ったより硬質な感じでした。
夜明け前にキビタキがいい声で鳴いていました。
窓の前で粘ったのですがその姿を見つけることはできませんでした。
イベントが忙しく、ほとんど鳥を見ていられなかったのですが、けっこう楽しめました。