探鳥会レポート<N湖編>1/3話 2023年7月 鳥が少ない草原
先日、ゆる支部主催の探鳥会に参加しました。
探鳥場所はN湖です。
N湖は標高1,500メートルの山の上にあります。
朝早く行って先に鳥を見たいと考え、早起きして現地入りしたのが7:00前でした。
この日は晴れていい天気になりそうでしたが、湖から吹く風が冷たくて寒いようでした。
風が強いと鳥が飛びません。
どうしたものかと思案しながら歩き始めました。
周囲ではウグイスが鳴いていました。
ウグイスは藪から出てこないからなぁと思いながら草原の間を歩きました。
強風の中を吹き飛ばされるように飛んだ鳥がいました。
背の低い木の一番上に、しがみつくように止まりました。
風にあおられて枝が大きく揺れるのに、鳥が必死につかまっていて、それでもさえずりたいのか
ピッ…… ピッ……
時々鳴くのが聞こえました。
私が会いたかったホオアカでした。
会うのは3度目くらいですが、初めて写真に収めることができました。
早く来たかいがありました。
ホオアカは飛び去ったり、また戻ってきたりを繰り返しました。
地面の草の中に飛び降りて見えなくなりました。
そこで引き返したところ、ゆる支部の役員さんに会いました。
「おはようございます」
「おはようございます、なにかいましたか」
私は鳥が飛び降りたあたりをさして
「そこにホオアカがいます」
と、ざっくり説明しました。
役員さんが言うには、このあたりは、以前は鳥がたくさんいたのだそうです。
観光客に高山植物を見てもらおうと木をみんな切ってしまった結果、鳥がいなくなってしまったそうです。
鳥がいなくなったので、周囲には人差し指くらいのイモムシがたくさんいました。
高山植物はみなイモムシに食べられていたりして。
集合時間まで時間があったので、隣の山の中腹にあるコマクサを見に行ってきました。
コマクサを撮って満足したので集合場所に移動しました。
2につづく。