要塞の村、アイト・ベン・ハッドゥへ(2024年8月、モロッコ⑤)
5日目(前半)
この日は、7時半にワルザザードを出発し、マラケシュに向かいました。午前中にアイト•ベン・ハッドゥとアルガンオイルの工房に寄りながら、昼過ぎにはマラケシュに着きました。
アイト•ベン・ハッドゥは、土の壁でできた要塞の村で、世界遺産に登録されています。映画のロケ地としても有名で、「アラビアのロレンス」や「グラディエーター」などが撮影された場所です。
電気も水も通っていないため、現在はほとんど人が住んでいないそうです。昼間だけ、お土産屋さんが村の建物を細々と使っている感じでした。
1時間ほど散策して、バスに戻りました。アイト・ベン・ハッドゥでは、私たちのグループ以外にはほとんど観光客がおらず、貸し切り状態でした。
アルガンオイル工房では、アルガンツリーの実からオイルを抽出するまでの過程を見せてもらいました。
アルガンツリーは、モロッコの南西部にのみ生えているアカテツ科の木で、熱や乾燥にとても強いそうです。生息地が限られているため、その実から採れるアルガンオイルは非常に貴重かつ高価になっています。アンチエイジングに効くとのことで、肌や髪に塗ったり、食用として料理に使ったりします。
アルガンオイル工房を出発した後は、ひたすらマラケシュを目指しました。この日バスに乗っていたのは約4時間半。前日までの7、8時間に比べると、余裕でした。すでに感覚が麻痺しています。
マラケシュに着いて、昼食をとりました。そろそろモロッコ料理に飽きてきただろうというHISさんの計らいなのか、この日の昼食はイタリアンでした。久々のピザは新鮮で、なかなか美味しかったです。
午後は、マラケシュの街中やフナ広場、バビア宮殿やマジョレル庭園に行きました。まだまだ写真もたくさんあるので、次回、詳しく書こうと思います。