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【世界の秘境を知りたいときに】イラク水滸伝
以前旅行したい時には…でバスの旅を紹介しましたが、これはどう頑張っても無理だな、と思う旅行記…いや冒険記か。
高野秀行さんの本は一時期ハマって読んでいた時があったのですが随分離れていました。それでもうすっかり忘却の彼方にあったのですが、この「イラク水滸伝」が1月末にAudible読み放題に入っているじゃないですか!ということで早速耳読です。
イラクにある「アフワール」という湿地帯を水滸伝に例え、冒険の旅へ!
冒険の内容は実際に読んでいただくとして、高野秀行さんの本の魅力はポリシーとされている
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」
はもちろんですが、著者ご自身の人に対する温かな視点だと私は考えています。どんなに日本とかけ離れている価値観であってもそれを受け止める。否定や批判はせず違う価値観の中でどう振る舞うのが良いのか考える、その繰り返しで冒険がどんどん面白くなっていく、もちろん読んでいる私達も面白い、となるわけです。
書いていたらまた「高野秀行ブーム」が私の中で起こりそうです。