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野菜作り


菜園の話。

父が定年になった時に「出掛ける先がなくならないように」と始めた野菜作り。もうかれこれ20年以上続いている。貸し農園の園主さんは父の部下だった方で、いつもとてもよくしてくださる。

当初は両親もまだ元気で、ほとんどの作業は自分たちで出来ていて、私は車で収穫物を持ち帰る「運搬係」としてお手伝いして、お裾分けを貰っていた。

月日が過ぎて皆同じように歳をとり、土を耕したり、堆肥を入れて畝を作ったり、支柱を立てたりする力仕事はちょっとずつ私と旦那さんが手伝うようになった。最近ではお年寄りたちはお天気の良い日に、ちょっと畑の中をお散歩して、顔見知りの方々とおしゃべりしてもらおうかな〜というぐらいになり、作業のほとんどが私と旦那さんの仕事になった。

その中でも大仕事は年に2回の畝作り。夏野菜は3〜4月の始め頃、冬野菜は9月の秋分の日頃に種まきや苗の植え付けをする。畝作りはその前に完成させておく必要がある。

耕す作業が一番大変なんだけど、実は園主さんに耕運機でやっていただいている。我々の仕事はその後に畝を作るところからなので、ほんとに耕運機はありがたい、めっちゃ助かってる。


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※昨年の春の畝 一人で仕上げてヘトヘトになりました(∋_∈)


畑仕事をするようになってわかったことは色々あって、農機具の種類もそうだし、例えば鍬の柄の長さや太さ、その重さに、これって男性用なんかなぁと思ったり。手が小さい私にはやっぱり長くて太くて重い。

引いても引いても生えてくる雑草のたくましさ。栽培しているモノの方は、日照りや雨続きで枯れたり病気になったり、害虫の餌食になったりするのに、雑草は誰に食べられた形跡もなく、いつでもとても元気がいいのはなんでだろう?とか。

毎年同じように畝を作って、タネや苗を植えて、肥料や水を遣っていても、同じように育つわけではないのもまた然り。

病気や虫が出ると、皆で退治しないと蔓延してしまう。出来るだけ、農薬の類を使わないで育てるように努力はしているけど、周囲の畑の方々の動向でやむを得ない時もある。それでも自分で散布するので、何をどの程度使ったかわかる分だけ安心。


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※葉っぱ、めっちゃ食べられてます〜(∋_∈)


それでも、季節ごとに獲れる旬な野菜は、自分で育てたからというのを差っ引いても、やっぱり美味しいと感じる。ヘンテコな形になったりもするけど・・・(*´艸`)

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今年もそろそろ、夏野菜に向けて畝作りを始める時期になった。

美味しくキュウリやトマトを食べれるように、ぼちぼち頑張ってお世話を続けようと思う。



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