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【北海道】崩落寸前😢旧国鉄遺構 タウシュベツ川橋梁の見学方法
ずっとずっと気になっていた、北海道の山中にある 旧国鉄士幌線の遺構 タウシュベツ川橋梁。
1955年から放置されている橋梁は、水の少ない時期にだけアーチ橋が水面上に出現することから、そのレア感が鉄道マニアや廃墟マニアの中で話題になっているんです。
放置され水没と出現を繰り返した橋梁は、劣化が進み、いつ崩落してもおかしくない状況にあります😢
橋梁が崩落する前に見学したい!と思った方のために(私もそう思ったので)、タウシュベツ川橋梁への行き方&見学方法を備忘録として残したいと思います。
崩落前に見れてよかった!
鍵の受領のために往復しなきゃいけない距離がはてしなく感じたけど、行ってよかったと思いました😊
北海道の大地にたたずむ沈黙した鉄道遺構を見学すれば、過去に思いを馳せる貴重な時間になると思いますよ✨
春秋にかけて タウシュベツ川橋梁 見学方法
ぬかびら源泉郷から出発するツアーに参加する(約2時間)
自分で運転して個人見学(事前予約必須)
橋梁へ通じる約4kmの林道は、許可車両以外通行禁止です。
ツアーに参加すれば気軽に行けますが、見学時間に限りがあるため、今回はハードルは高いですが「自分で運転して個人見学(事前予約必須)」について、私が訪問した際の写真をまじえながら、ご紹介したいと思います。
過去の鉄道遺構にロマンを感じたい方の参考になれば幸いです。
タウシュベツ川橋梁はどこにあるの?
北海道の真ん中あたりにあります。
ほとんどの方が飛行機+レンタカー利用になると思いますが、利用空港としては、帯広空港がおすすめです。
(通行ゲートの鍵受領が必須のため←後述します)
前後にどこを観光するかによって、周辺空港と組み合わせてもいいですね。
少し遠いですが、新千歳空港を候補に入れてもいいかもしれません。
●帯広→旭川
●帯広→釧路
●帯広→女満別
例えば、
レンタカー利用で、帯広から入り旭川に抜けるとなると、乗り捨て料が1万円近くかかってくるので、そこも考慮して検討しましょう。
本州からフェリーで行くという選択肢も!
名古屋、茨城(大洗)、宮城(仙台)、青森(八戸)から北海道(苫小牧)までフェリーが出ています。
名古屋から40時間、茨城から19時間かかりますが、時間のある方はトライしてみては?
北海道では本州ナンバーの車やバイクを複数見かけたので、陸路やフェリーで北海道入りする方も多いようです。
私は東京をベースに
●飛行機
●茨城(大洗)からフェリー
●陸路で走り抜ける
いずれも比較検討しましたが、費用や所要時間などを総合的に考えると、飛行機・宿・レンタカーを安いタイミングに早期予約したほうが効率がいいと判断し、飛行機&レンタカーを選択しました。
タウシュベツ川橋梁の見学方法
タウシュベツ川橋梁を個人で見学するには、事前予約が必須です。
熊が生息する地域の悪路を4km進むため、事前予約せずに徒歩でも行けそうに見えますが、現実的ではありません。
*予約受付:見学希望日の1ヶ月前 午前10:00から~前日14:00まで
*予約方法:以下予約ページにて
*予約数:1日15組(車1台につき鍵1つ、バイクは3台まで鍵1つでOK)
*料金:1名につき2,000円(協力金として)
*予約日時を指定して予約します。
*鍵の貸出・返却は 道の駅 かみしほろ内インフォメーションにて。
*身分証明書を提示し、協力金を支払って通行ゲートの鍵を受け取ります。
*鍵の受け取りは9:00~14:00まで。鍵の返却は当日の16:30まで。
*鍵の返却が16:30を過ぎた場合、時間外手数料として1名につき1,000円の支払いが必要です。
*連日利用する場合も利用日ごとに貸出・返却が必要です。
*長靴の無料レンタルあり。
~事前準備編~ インターネットで見学予約を
●1ヶ月前に見学日時を指定し、インターネットで予約。
●予約完了メールに無料の長靴貸出予約についての案内があります。水のある場所を歩きたい場合や靴を汚したくない場合は、長靴があったほうがいいです。サイズはS,M,Lから選べます。無料ですし借りておきましょう。
1日15組限定なので、早めのご予約を!
当日のキャンセル待ち受付もあるようですが、空きがでない場合もあるので、時間のロスです。
~見学当日~ 予約した時間に 道の駅 かみしほろへ。
鍵の貸出・返却場所となる 道の駅 かみしほろから橋梁までは片道1時間近くかかります。往復する必要があるため、時間に余裕をもって行動しましょう。
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熊の目撃情報があるから注意するようにとか、鍵の開け方とか、見学時の詳しい説明を受け、1人2,000円の協力金を払います。
~トイレ休憩~ ひがし大雪自然館にお立ち寄りを
タウシュベツ川橋梁にはトイレがないので、手前のひがし大雪自然館に立ち寄っておきましょう。
入館無料で内部見学可、水曜日は休館日ですが、トイレは外にあるので休館日でも使用できます。
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~通行ゲートを通過~ 借りた鍵で入退場します
道路から右に入り少し進むと林道のゲートが見えてきます。
借りてきた鍵を使ってゲートを開け閉めし、約4kmの悪路をガタガタ進み、駐車場をめざします。
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~駐車場に車を停めます~ 森を抜け200mほどで橋梁へ
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~時間があれば対岸へ~
水没具合にもよりますが、歩いて対岸に行くこともできます。
時間があれば対岸にも行ってみましょう。
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右側と左側とで劣化具合はだいぶ違っています。
今年(2024年)水没すると、来年(2025年)には、橋を構成している石が流れ落ちて崩落してしまうのではないかと、物悲しい気持ちになりました😭
~鍵の返却~ 道の駅 かみしほろへ
見学が終わったら、 道の駅 かみしほろ内インフォメーションへ戻り、借りたものを返却します。
橋梁と道の駅は片道1時間かかるので、鍵の貸出・返却のために往復することになります。
道中に大きな町がないため、ランチ場所を探すのも苦労します。
午前中に出発し、時間に余裕をもって計画しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
タウシュベツ川橋梁のことは数年前から知っていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。
最近の私は、旅先を決めるとき「ロマンを感じるかどうか?」をテーマに計画するようにしています。今回のタウシュベツ川橋梁は、まさにテーマ通り。
鍵の受領に同じ道中を行ったり来たりすることになりますが、途中に展望所があったり、車を停めてすぐの場所で橋梁の遺構や廃駅を見ることができ、つねにワクワクする1日となりました😊
旅の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨
~今回の北海道旅行の行程~
(行程1日目)
自宅→帯広空港→レンタカーで出発→花畑牧場→襟裳岬(宿泊)
(行程2日目)
襟裳岬→幸福駅・愛国駅→十勝牧場→しほろ温泉プラザ緑風(宿泊)
(行程3日目)
道の駅 かみしほろ(鍵受領 9:00)→タウシュベツ橋梁→道の駅 かみしほろ(鍵返却)→幌加駅跡→士幌線第五音更川橋梁跡→三国峠展望台→銀河の滝→大雪高原山荘(宿泊)
(行程4日目)
大雪高原山荘→沼めぐりハイキング(緑沼まで往復約2時間)→美瑛(宿泊)
(行程5日目)
美瑛→旭岳(ロープウェイに乗車し姿見展望台までハイキング約1時間30分)→旭川空港→自宅