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悲しいことがあったとき

悲しいことはないのがいいに決まっていますが、
生きていると避けられない感情ではありますね。
その感情に右往左往してみたり、どうしたらいいか分からず
取り乱してしまうこともあります。

漢方を学んでいると、こういった感情に対してどう対処できるか、
というヒントになることがたくさんあるように感じています。
「悲」は、五行でいうと「金」(こん)
五臓の「肺」
季節でいえば「秋」
色は「白」
呼吸、心を助ける、西、といったふうにキーワードがあります。

そこで、まずは「深呼吸」悲しいという気持ちを受け入れてゆっくり呼吸します。
食欲もなくなるかもしれません、そんな時には「白い食材」がいたわってくれるかもしれません。
西の空の夕焼けを見る、というのはどうかしら?
・・・
といったふうに、気持ちへの対処ができると気づいたのです。

そして、なにより自分の味方になってあげることが大切。
自分が悪かった、あの時こうしていれば、など
自分を責めない、人のせいにしない、
あまり先のことを考えない、悪い想像はしない
自分のこれまでを信じてあげましょう。

悲しみすぎると、逆に五臓の「肺」を痛めてしまいます。すると、身体にも不調が生じてしまうのです。
そうならないように、養生をすることができるのが漢方の考え方です。
自分の気持ちをコントロールすることができると、むやみに自分を傷つけずにすみますよ。