岩波少年文庫を全部読む。(63)「借りぐらしのアリエッティ」の世界には魔法がない メアリ・ノートン『野に出た小人たち』
カーネギー賞受賞作『床下の小人たち』(1952。林容吉訳、岩波少年文庫)に続くシリーズ第2作(1955)。
メアリ・ノートンの《小人の冒険》シリーズは、映画『借りぐらしのアリエッティ』の原案。
人家の壁の裏側や床のなかに密かに暮らし、大きな人たち──人間たち──からものを〈借り〉て生活している小さい人たちの一家が主人公です。
クロック一家はこんな人たち
このシリーズを読めば読むほど、家長ポッド・クロックの有能さが際立ちます。
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