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岩波少年文庫を全部読む。

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シミルボンから移行してきました。 少しでも長く続くよう、いや、全タイトルをレヴューできるよう、みなさん応援してください。
戦後日本の児童文学を牽引してきた存在のひとつ、岩波少年文庫のレパートリーを、毎週1タイトル取り上げ…
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2022年3月の記事一覧

岩波少年文庫を全部読む。(79)石井桃子さんが〈コケモモ〉と訳したのは何ベリー? …

『西風のくれた鍵』(石井桃子+中川李枝子訳、岩波少年文庫)は、アリソン・アトリーの短篇集…

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千野 帽子
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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(78)藤沢周平を思わせるハードボイルドさ。 今西祐行『肥…

今西祐行の『肥後の石工』(1965)は、肥後・薩摩両藩で石材加工によって土木工事に貢献した岩…

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千野 帽子
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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(77)人間の成長や改心は段階的なものではなく、一度懲りて…

カルロ・コッローディの『ピノッキオの冒険』(1883。杉浦明平訳、岩波少年文庫)はイタリアの…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(76)ストイックな職人になる以前の、シズル感溢れるエンタ…

『空とぶベッドと魔法のほうき』(猪熊葉子訳、岩波少年文庫)は、メアリ・ノートンのデビュー…

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千野 帽子
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岩波少年文庫を全部読む。(75)最高。これは夢オチではない。クリスマスストーリーですらない。 エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン『クルミわりとネズミの王さま』

ホフマンの『クルミわりとネズミの王様』(1816。上田真而子訳、岩波少年文庫)を改めて読み直してみて、思った以上に不可思議なお話だなと思いました。 出会いはチャイコフスキー チャイコフスキーのバレエ音楽のダイジェスト版である組曲は、子どものころに聴いていました。 クラシック音楽の音盤にはライナーノーツがあり、バレエや歌劇などの劇伴音楽のばあいは芝居の筋も要約してあります。だからそこで僕は(あくまでチャイコフスキーのバレエのですが)筋を知った気になっていました。 じっさい

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岩波少年文庫を全部読む。(74)ユダヤの与太郎、パラレルワールドに迷いこむ? アイ…

シュレミールはユダヤの与太郎 8篇を収録した短篇集『まぬけなワルシャワ旅行』(1968。工藤…

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千野 帽子
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