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「感動を瞬間冷凍するメモ」の方法

明日から我が自慢の推し、シットキングスのHELLO ROOMIES!!!
(
ハロー・ルーミーズ)という公演がスタートします。

私が観に行けるのはまだ先なのですが、ふと「その場ではたしかに感動したはずなのに、帰ったらぼんやりしちゃうことって結構あるよな」と思いまして。

で、最近の私はといえば、noteに書けそうなことを常日頃考えているので、そんな感動を抱いた日には「忘れてたまるか、この感動…!一滴残らず注ぎ込んでやる!」と、リポビタンDのCMで必死に崖に掴まるケインコスギも顔負けなほどギュッと握りしめます。

………古くて分かりにくい例えをしてごめんなさい。気を取り直して。

要するに、ギュッと握りしめて感動を瞬間冷凍している感覚なのです。

じゃあどうやってんのか、って聞かれたら答えはいたってシンプル。

そう、メモ!!!

数年前に、SHOWROOMの前田社長著の『メモの魔力』も流行ったし、「なーんだ、そんなことか」とか「もうやってるよ」と思った人も多いでしょう。

だから正直、誰の参考にもならないかもしれません。

でも「そんなこと」でも、やるとやらないとではその差は歴然なのです。

そして私なりにメモにもポイントがあって、それを備忘録としても残しておきたいのでつらつら書きます。

実績noteたち

まず、実際にメモを残したから書けた記事たちをサクッとご紹介します。

もしこの中に「これ、臨場感あってすごく伝わった!」というのがあれば、それはまさにこれから話すメモのおかげです。

なのでぜひ読んでいってもらえると、そして映画や観劇をした際には、ぜひあなたもやってみてもらえると嬉しいです。

***

まず直近はこのトップガンのやつ。ちょっとこれは暴走しすぎたことがスキの数にもあらわれていますが…まあいいでしょう。

そして知ってる人は知っている、噂の推し記事。めちゃくちゃハチャメチャなメモから書き上げて8,000字超過しました。

これも推し。これはアーカイブなしのライブ配信だったので特にメモ魔になりました。ライブを楽しみつつメモするのは大変だったけど、だからこそ翌日になっても感じたことをおおむねそのまま書けました。

これはメモどころか、鑑賞してすぐ近くのカフェでそのままnoteを書きました。

nanoha流、メモのポイント

ということで、普段私が実際にメモするときに(無意識に)意識しているポイントをつらつら説明します。

ちなみに、先にツイートでざっくりと書いたものがあるので、これに沿っていきます。

①メモは鑑賞中から

しょっぱなから正直に言います。

終わったら絶対メモするぞ、では甘いです。

なぜなら、その気持ちで鑑賞していては、終わった頃にはもう前半の記憶はスノーボールクッキーのようにホロホロに崩れ落ちているからです。

ならばどうするか。

さすがに鑑賞しながら紙にメモしろとは言いません。スマホを取り出すのもマナー違反。

ただただ頭の片隅にホールドしていくのです。心がぐわっと動いたとき、胸をぐっと掴まれたとき、その瞬間に冷凍する気持ちです。

「わ、これはやばい!!記憶の冷凍庫にちゃんと入れなきゃ!!」って。

ただ、もちろんその間にもショーは進んでいきますよ。QueenじゃないですがThe Show Must Go Onです。だからすごくすごく忙しいし難しいです。

なので、印象に残ったシーンを数えておくだけでも十分です。

感動したら指折り、感動したら指折り、と数えていれば「あ~~あそこらへんのだった気がする」と、あとから思い出すときのヒントになってくれます。

私の場合、それでも忘れそうになるので、ショーの中休憩やちょっと気を抜いても良さそうなシーンで「あそこと、あそこと、あー…あとどこだっけ…」と復習しちゃうんですけど。

……そう、感動を瞬間冷凍するのはめちゃくちゃ頭を酷使するのです。

だからね、別にやんなくてもいいんですよ。目の前の映画なり舞台なりに普通に集中するほうが、絶対楽しいんだから(笑)

こうまでしてでも瞬間冷凍したいのは、ただの私の癖(ヘキ)。

でも、あとでありありと思い出せると2倍3倍と楽しめるのも事実なので、ぜひやってみて…だって同じチケット代払うなら何回も楽しめたほうがお得じゃん…

②The sooner, the better.

そして、鑑賞後はこれにつきます。いやまじで。

分かりきったことですが、メモするのは早ければ早いほど良いのです。

人の記憶は当てにならないもの。それはそれは猛スピードでぽろぽろと抜け落ち、ホロホロと崩れ落ちていきます。いくら記憶力に自信がある人でも、です。

ましてや、映画や舞台というものは映像や音だけで楽しむので、よりその輪郭はおぼろげになりやすい(と個人的に感じています)。実態はあるんだけどない、みたいな。

伝わる?伝わって。

逆に言えば、鑑賞の直後であればあるほど、その時の自分の心の動きをありありと残せます。言語化が苦手という人でも、です。

これも正直に言いますが、帰りの電車のなかでじっくりメモろう、は遅すぎます。

できれば会場の座席に残って、あるいは会場出てすぐの邪魔にならない隅っこで鬼の形相でフリック入力してください。

そうは言っても、終電などの関係でそうしたくてもできないというケースもあるでしょう。

その場合は、メモできる環境になるまで、鬼の形相で印象に残ったシーンをひたすら頭の中でリピート再生してください。鑑賞中に指折り数えた印象的なシーンの数をヒントに、頑張って頑張って何度も何度も思い出すのです。

このとき、一緒に鑑賞した友達と話しながらだと思い出しやすそう!と思うかもしれませんが、私はあまりおすすめしません。

なぜならそのまま話が盛り上がって、あさっての方向にいってしまいがちだから。

今集中すべきは、あなたが覚えておきたいシーン全てから、ケインコスギよろしく絶対手を離さない、というこの一点なのです。ファイト一発。

お友達には申し訳なく感じるかもしれないけれど、誰かを推すとはこういうものと見せつければいいのです。というか、お友達にも同じようにやってみないかと勧めればいいのです。

③言葉にならなくていい

これは特に、言語化に苦手意識がある人に言いたいのですが、メモするのに上手にちゃんとした言葉にしなくていいです。

頭に浮かんだとおりにメモして、なんら問題はありません

擬音語だらけだろうが、やばいの連発だろうが、オールオッケーです。

なぜなら、そのメモは誰にも見せないから。添削もされません。ただただ感動を瞬間冷凍するためだけのものだからです。

むしろ、ハチャメチャで言葉になっていないほうが、見返したとき、当時の気持ちがまた自分の中に湧き上がってくることだってあります。

実際、先ほど紹介した8,000字超の推し記事を書くために私が残したメモは、言葉はおろか言語にすらなっていませんでした。でも、その時の感動は手に取るように思い出せた。

他のメモでも、ぎゃーーーーやば~~~とか、うわうわうわうわとか、は????とか、ただの文字の羅列をよく書いてます。

ちゃんとした言葉で人に伝わるように整えるのは、あとからでいいんです。

まあそうは言っても、さすがに全部が全部、文字の羅列では困るので次のポイントだけは意識しましょう。

④感動の「対象」をきちんと書く

なんだか③と反対のことを言っているようですが、そうでもないです。

③はただ単に、湧き上がってきた感動や感情はどうにでも好きなように書いてOKという話。

この④はそれが何に対するものなのか、感動の対象はできる限り具体的に書き残しましょうという話です。

だって、ぎゃーぎゃーぴーぴーだけ残っていても、推しの登場に湧いたのか、凝った演出に魅せられたのか分かんないから。

そして、人それぞれ感動するポイントは違うので、できる限り細かく書いておきましょう。

たとえば『推しの登場』一つを切り取っても、衣装がよく似合っていてキュンときた、身のこなしがさすがすぎてよだれが出た、はたまた段取りを間違えて焦る可愛いさに悶えたなど、数え切れないほどの感動ポイントが存在するはずです。

ここがまあ記憶力が試されるところかもしれないんですが、印象に残ったあのシーンの「映像」を「テキスト」に落とし込むイメージで、可能な限り正確に残しておきましょう。

そうしておくことで、あとでnoteやTwitterのように人様の目に触れるところで、イベントレポなどを書きたくなったときにも役立ちます。

「こういう流れだったはずなんだけど…なんか違ったかも…」「こんな感じのことを言ってた気がするんだけどな…」とあやふやな点があると、ちょっと書くのをためらってしまいませんか?

推しのイベントならなおさら、間違ったことを残すわけにはいかない!と思う人もいるかもしれませんよね。

別に間違えていたとしても、素直に認めて訂正すれば問題はないんですが、できることなら一発合格したいじゃないですか。あとシンプルに、指摘されるのってちょっとシュン…って悲しくなるじゃん。

さらにこれはおまけですが、正確に覚えていればいるほど、他の人のレポをみて答え合わせする必要もないので、バババーッといち早く世に出せるというメリットもある、気がします。

私はじっくりたっぷり書いちゃうスピード無縁人間なので、ホントのとこはちょっと保証できないんですけど。

⑤誰かに伝える気持ちでメモする

長々と講釈を垂れてきましたが、最後のポイントは頭の片隅に覚えておくとよりメモしやすいよ、という程度なのでサラッと読んでください。

特に、先ほど説明したポイント③と④を共存させようと思うと、上手くメモできない!と不安に感じた人に意識してもらいたいポイントです。

舞台に限らず、ご飯や景色など何かに感動したときって、誰かに共有したくなりませんか?(だからこそ、感動を共有できないおひとりさまでの食事やひとり旅が苦手という人もいますよね。)

で、その誰かに共有するときって、まさにを兼ね揃えた話し方をしてませんか

仲の良い友達相手だと特に、わーきゃー全力でまくし立てつつも、超早口で「これがこうでここがああで、その時推しがさぁ!!!」といった具合に、なんだかんだちゃっかり説明もしていると思うんです。

まあなかには「いやぁ……とにかく凄かったんだよ…(遠い目」としっとりオーラで語る人もいるかもしれないけど。

少なくとも、メモするときにおいては前者のようになってみてほしいのです。メモしているスマホ画面の向こうに、共有する相手を想像してみてほしいのです。

そしたら意外と、スラスラ滝のようにメモしたいことが出てくるかもしれませんよ。(ちなみに書きたいことが溢れ出てフリック入力が追いつかないなら、ボイスメモに残すという手もあります、私はまだやったことないですが)

もちろん、実際にメッセージで送るわけじゃないので、言葉にならなくて大丈夫です(笑)

そういうことを③と④ではお伝えしたかったのです。

さいごに

ということで、以上5つが私流の「感動を瞬間冷凍するメモ」のポイントです。

まあでも、正直なことを言うと、鑑賞中に覚えておくのも終わってもぼーっと浸らず必死にメモするのも、めっっっっちゃくちゃめんどくさいです。

しかも、読み返さないことだってあります。

そういう意味では、その場でパパッとポイントだけでもある程度ちゃんとした言葉にして、Twitterなりインスタのストーリーなりで瞬間冷凍させるのもありだと思います。

ただ私は「ある程度ちゃんとした言葉」にするまで時間をかけたいタイプなので、今回こういう方法をご紹介してみました。

長々と語ってしまいましたが、同じようなタイプの人に何かしらヒントになれば書いた甲斐があります。

最後までお付き合いありがとうございました~~~!

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