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【目指せ!8割超え】HSK6級対策ロードマップ

私は大学1年生から中国語の勉強を始め、学習歴は約10年です。
中国留学と中国でのお仕事、翻訳学校を経て現在はフリーランス中日翻訳者としてお仕事をしています。
HSK6級対策を続けた結果、過去問の得点がコンスタントに8割以上取れるようになりました。
(自己採点できない作文は除いたリスニング+リーディングの点数)

この記事では、私の経験を元にHSK6級対策の全体的な戦略についてシェアしていきます!


この記事はこんな悩みを持つ方を対象にしています。
✔ HSK6級を受けたいので、勉強法を知りたい
✔ HSKの勉強をしているが、点が伸び悩んでいる
✔ 時間がないので最短でHSKに合格できる方法を知りたい

⏬結論

とりあえず過去問は2周すべし!
作文練習+ボキャビル+ディクテーション
でバランス良く力をつけよう。



✅2回目のHSK受験で8割得点できました

私は2022年3月にHSK6級を受験し、240点(300点満点なので80%)でした。
HSK6級を受けるのは2回目で、かなり勉強をやり切った実感があります。

前回HSKを受けたのは6年前で、その時の点数は205点(6割くらい)でした。ちなみにHSK6級は6割以上で合格です。
リスニングはほとんど理解できなかった思い出があります…。

205点→240点なので、35点アップですね。
今回は主にリスニングの点数が大幅にアップしました。

✅勉強した期間

約4か月

勉強時間があまり取れなそうだったので、長めに勉強時間を設定しました。
しかし実際には長すぎて中だるみしていた時期もあったので、こんなに必要なかったかもしれないです。
ボキャビルに時間がかかるのであまりにも短い期間は現実的でないですが、がっつり勉強できるよ!という場合は勉強期間はもっと短く設定してもいいかもしれないです。

✅HSK6級対策4つ

HSK6級対策として私が行ったのは以下の4つです:

①過去問2周
②作文練習
③ボキャビル
④ディクテーション

実際に使用した教材については、以下の記事でまとめているので良かったらそちらも見てみてください♪

①過去問

過去問は絶対にやった方がいいです。
HSK公式過去問集は全文に日本語訳がついているので、時間を計って演習した後で、分からない単語を調べて日本語訳を確認するだけで十分な復習になります。
私は過去問1回目→復習→2回目と2周しました。

以前、TOEICを受けた際に過去問を2周することで点が伸び、結果的に900点を取ることができた経験から、今回も過去問はじっくりやろうと思っていました。
HSKでよく出る単語はある程度決まっているので、過去問を解き直してしっかりと記憶しておくことにより、対応しやすくなるのでおすすめです。

なお、HSK6級はリスニング35分間、リーディング50分間、作文45分間です。今日はリスニング、明日はリーディング…というように1日1セクションずつやるようにして、勉強が面倒な時も、30分くらいだけなら…という感じでやっていました。

②作文練習

HSK6級では、1000字の文章を読んで400字程度にまとめるという作文問題が出題されます。
普段中国語を書く習慣がないと、かなりハードルが高く感じます。

文章をしっかりと読み取る読解力、文章を構成するスキル、語彙力、正確な漢字の知識が総合的に試される、個人的には最難関のパートでした。

10分で課題文を読んで35分でまとめるのですが、最初は書く時間が全然足りず、書き終わるまでに試験時間を15分くらいオーバーしてしまいました。

そこで、まずは試験形式に慣れるという意味で、書けなくてもとりあえず過去問にチャレンジするようにしました。
過去問集にプラスして、ネットでダウンロードできる作文の過去問を3回分プリントアウトして、合計8回練習しました
8回目の頃には時間内に書き切る感覚がつかめており、またリーディング練習やボキャビルの成果が複合的に出てきて文章を書くことに抵抗がなくなりました。

最初は「全然書けない…」となってしまいますが、時間がたくさんかかってもいいのでとりあえず過去問で練習してみることをおすすめします。

あと、試験直前にこちらの教材の巻末についているHSK1~5級の単語リストを見て書けない単語がないか確認していました。このリストはシンプルで便利だったのでおすすめです。

③ボキャビル

ボキャビルはHSK対策の要です。
私は分厚い単語集を1冊買って、毎日1~2セクションずつやっていました。
HSKの高い級になってくると、未知の単語というより、日本語と微妙に違う意味の単語や、単語の用法を覚えたりすることが多くなってくるので、単語集を見ていても、暗記するという感じではなく読み物のように確認するという感じになってきます。

私が使っていた単語集は全例文に音声がついていたので、それを聴いて音読しながら頭に入れていました。
本当は2周くらいしたかったのですが、分厚すぎて1周するのが精一杯でした…。

④ディクテーション

作文対策として、とにかく漢字を書く練習をすることが大切だと聞いていたので、こちらの教材のCDを聴きながらディクテーションをしていました。
ディクテーションはリスニング対策と作文対策が両方同時にできるので効率がいいです。

教材は何でもよく、音声があってスクリプトが確認できるものがあればすぐにディクテーションできます。
Youtubeでも探せばレベルが高めのリスニング音声がスクリプト付きで聴けますすし、HSKのリスニングパートを使うこともできます。
私の場合は、この教材が放置気味になっていたのでちょうどいいと思って使っていました。

ディクテーションは結構時間がかかるので、面倒臭さもありますが、続けていくと確実に漢字が書けるようになります。
(というか、普段手で漢字を書くことがないので、自分がいかに漢字を書けないかということに驚かされます)

✅まとめ

今回ご紹介した勉強法はオーソドックスなものばかりですが、やはり語学の勉強法に近道はないです。

HSK6級では色々な力が総合的に試されるので、リーディング対策がリスニング力upにつながったり、リスニング対策が作文力につながったりと、複合的な形で実力が伸びていくのを勉強しながら感じました。

最初のうちはあまり伸びている感じがしなくても、勉強を続けていくうちに飛躍的に点が上がることもあるので、地道にやっていけば間違いないと思います!


最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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リリーほんやく事務所@中日翻訳者
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