一般的に言って、の<一般>って、一体誰のこと?誰を対象にした基準?

私が日本に住んでいた時、家賃は収入の3分の1までに抑えておいた方が良い!と<一般的に>言われていました。今も同じなのかな?そして、<一般的に>というのがどういうことか?その頃は、NLPを学んでいなかったので<自分の基準>や<自分のスタンダート>など、これっぽっちも考えもしませんでした。

当時の若い私は、世間で<一般的に>と言われていることに、全て寄せて行っていたように思います。<一般的に>というのは、誰を基準に、どのくらいの人の基準や平均値のことなのでしょうかね?というのが、今だったらわかりますが。

私は日本在住時、20代後半の頃になりますが、外資系の金融に勤めていた頃があります。その頃、可愛がっていただいていた女性の先輩に、「ちーちゃんって、年俸いくらくらいもらってるの?」と聞かれたことがありました。その先輩の家には、何度か遊びに行ったことがありますが、都内の一等地で、ものすごく広いお部屋のマンションに住んでいました。外国でもあるまいし、日本のマンションなのに、ジャグジーがあったりプールやジムがあったり、SPAルームまでついていました。当時その先輩は、確か30代後半。もしかしたら40歳になっていたかもしれません。

本当に可愛がっていただいていた先輩で仲良しだったので、私は普通に、本当の自分の年俸を言いました。外資系金融ですから、もちろん決して安くはありません。むしろ<世間の一般的な女性の給与>と比べたら、倍近くいただいていたと思います。それなのに「えー!やっすーい!!なんでそんなに安いの???私、ちーちゃんの年齢の頃には、年俸2,800万円は行ってたよ?あははっ!笑」と言われ、ギョッ!としたのを覚えています。

その時の私は、20代で3,000万円近くも稼いでいる日本人女性が、世の中にいるという事実を、ただ知らなかったのです。でも、それ以降、そんな人が世の中には存在するのだ・・・。しかも、こんな身近に・・・と、私の<一般的に>の基準が、そこでガタガタと音を立てて崩れたのです。<一般的に>って、一体誰のことを言っているのでしょうか?誰が基準になっているのでしょうか?自分は、それに寄せて合わせる必要はあるのでしょうか?私はその数年後に転職し、その先輩が若かった頃と同じくらいの年俸をいただくのが、自分のスタンダードとなっていったのでした。

その世界を知っているか?知らないか?の違いと差で、自分の世界観には<存在しないものがある>ということを知った、若い頃の経験でした。身近に、そんなことをやってのけている人がいる環境。ピアグループですね。どんな人と付き合い、どんな環境に身を置いているか?で、世界はこんなに違うのだとわかった、若かりし20代の頃の私の経験でした、どなたかの参考になれば、幸いです。


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