「ロマンスドール」を観た
モヤモヤすることがあって、それはもう何度向き合っても解決の糸口が見えないから、いったん目を逸らそうと思って映画を観ることにした。
前々からちょっと気になってた「ロマンスドール」を選んだ。
(ネタバレするつもりはないですが、内容に関する記述をするので承知の上で読んでください。)
泣くつもりで観たわけじゃなかったけど、かなり泣いた。
とにかく蒼井優がかわいくて美しくて、高橋一生の不器用で優しい主人公の演技も素晴らしかった。
内容としては、夫婦を考えさせられる作品だった。
夫婦って、婚姻届出したからすぐなれるもんじゃなくて、多分ちょっとずつ夫婦になっていくんだよな。
肌が触れ合うシーン、ふたりの愛を感じて、泣いてしまった。
幻想かもしれないけど、性行為って、愛があるからこそ、と私は思っている。
触れ合った肌から伝えられるし、伝わる。
そうじゃない場合もあるんだろうけど、愛する人とは、そうでありたいと思う。
映画の中のてっちゃんとそのこみたいに、相手を想い合って愛し合えたら、素敵だよなぁ。
かなり好きな作品でした。
ありきたりだけど、今ある幸せを大切にしよう。
映画を観てすっかりその世界に引き込まれ、さらにひとりで思う存分泣いて、なんだかすっきりした。
モヤモヤの原因は当然解決してないけど、時としてとりあえず目を逸らすことも大事なんだよな、と思う。
これは私が苦手なことなので、忘れないようにしたい。
ついつい解決策を一生懸命探して、頑張って解決しようとしてしまうけど、それだけが正ではないんだよな、多分。