マガジンのカバー画像

CHINA CASE 2024-06

30
急速に進む中国のCASE(Connected,Autonomous,Shared&Service,Electric)やMaaS、自動車産業についての最新情報。BYD、MINI E…
自動車業界ではすでに無視できなくなっている中国の自動車に関する情報をタイムリーかつ簡潔にレポート化…
¥550
運営しているクリエイター

記事一覧

理想の週間販売データ再開2ヶ月、華為猛追でまた発表停止に?

中国新興メーカー理想(Lixiang)が2024年5月7日、3月下旬に停止していた週ごとの各社販売台数データの公表を再開してから8週、約2ヶ月が過ぎた。 再開後は順調に発表を続けており、再び自社であるLixiangが中国新興NO.1で推移、6月3日の週からは週間販売1万台に復帰している。 これは2023年12月25日週以来、実に半年ぶりであり、それ以降の3週は週間販売1万台をキープしている。 狙い通り、初の20万元台SU REEV「L6」が好調のようだ。 https:

広汽の配車ON TIME、香港IPOへ、各社も競ってIPO急ぐ背景

広汽集団系の配車サービス「如祺出行(ON TIME)」は2024年6月24日、香港証券取引所における新規株式公開(IPO)に関する公聴会を通過した。 同証取の発表した情報によって明らかになった。 中国では、最大手の滴滴(DiDi)が米証券取引所から上場廃止になって以降、上場企業の配車サービスはない。 https://www.chinacase.xyz/archives/28537185.html

販売不振の広汽HYCAN、巨額の持株会で従業員とトラブル発生

中国国有OEM大手の広汽集団傘下のブランド「HYCAN 合創」の従業員3人が2024年6月15日、自社の前で横断幕を広げて抗議活動を行ったことが明らかになった。 日本で言う従業員持株会、退職した際には返金が規定されていたものの、それが実施されていなかったことによるようだ。 HYCANは販売不振が続いており、折からの中国でもBEVニーズの低調もあり、先行きが見通せない状況のようだ。 https://www.chinacase.xyz/archives/28536386.h

新興NETAの販売台数で異常、自社発表を盛る? 大量の在庫か?

中国新興メーカー合衆(HOZON)の新エネルギー車(NEV)ブランド「哪吒(NETA)」の販売台数がやはりおかしい。 中国における販売台数は自社が発表するもの以外で、各団体などが複数公表しており、それで多少変動はあるのが通例だが、NETAの場合、それが大きすぎる。 https://www.chinacase.xyz/archives/28524623.html

Cheryハイエンド化とん挫、ファーウェイ頼みも、すれ違う思惑

中国地方国有メーカー奇瑞(Chery)が新たに打ち出した「星紀元STERRA」が全く売れていない。 一方で、ファーウェイとタッグを組んだ智界(Luxeed)は足元、ようやく軌道に乗り出している。 自社でもインテリジェント高価格帯電動車を確立できるというう野心のもと進めてきたSTERRAだが、この分野に関してはファーウェイLuxeedに任せてしまう可能性も出てきたという。 https://www.chinacase.xyz/archives/28501416.html

シャオミカー最新状況は? 人気は継続できる? 第二弾SUVは?

2024年の中国自動車市場をいい意味でも悪い意味でも象徴することになった小米(シャオミ)の歴史的な発表会から約3ヶ月、最新状況はどうなのか? 初弾の中大型セダンBEV「SU7」は本当に売れている? 予告された第二弾のSUVはどうなっている? https://www.chinacase.xyz/archives/28501061.html

中国自動運転WeRide、シンガポールに自動運転清掃車を供給へ

中国自動運転スタートアップの文遠知行(WeRide)は2024年6月20日、シンガポールの清掃大手Chye Thiam Maintenance(CTM)と共同で、シンガポールにおける清掃事業を展開すると発表した。 WeRideが開発した自動運転清掃車を活用する。中国国内ではすでにビジネス展開しているWeRideの自動運転清掃車だが、海外では初めて。 https://www.chinacase.xyz/archives/28471729.html

BYDの高級DENZA、完全直営を放棄、背景に販売の伸び悩み?

BYDの高級ブランド騰勢(DENZA)は2024年6月18日、「優秀な販売店フランチャイズ募集」の公告を発表した。 それによれば、グローバルの範囲内で「直営+代理販売」の形式を採用していく、という。 世界展開を強調してマイナス面を薄めようとしているが、要は完全な直営モデルを放棄するということ。 https://www.chinacase.xyz/archives/28471343.html

北汽とCATLがバッテリー交換で協業、CIICも共同で研究開発へ

北汽集団と寧徳時代(CATL)は2024年6月18日、戦略的協業の深化に関する協議に調印した。 また名目的な協業だと思いきや、両者でバッテリー交換タイプの車種の開発や運営にまで踏み込んでいる。 北汽集団と言えば、北京のタクシー市場に格安バッテリー交換EVを供給、バッテリー交換ステーションは奥動(Aulton)運営のものが使われている。 https://www.chinacase.xyz/archives/28459968.html

長安、最終利益9割減の衝撃、AVATRの不調が直撃、その原因は

長安汽車の2024年1~3月期の決算で、最終利益が9割減となり、中国現地でも話題になっている。 究極の値下げ戦が行われている中国で、メーカーによる収益はやはり厳しい現状が判明している。 また、長安の場合、新ブランドの「阿維塔(AVATR)」が経営に足を引っ張っているのは明白。 https://www.chinacase.xyz/archives/28458227.html

ホンダも上位に、中国自動車輸出の最新の状況、その実態とは?

中国の新車販売が足元、海外への輸出によってその成長を支えられている構造が明らかになってきたが、中国の自動車メディア「第一電動」は2024年5月までのその輸出状況を詳しく解説している。 それによれば、メーカー別で最も輸出しているのは奇瑞(Chery)。日本でも話題のBYDは3位につけており、現在までに2位の上汽集団のMGとの差が縮まっている、という。 https://www.chinacase.xyz/archives/28444883.html

広汽AION、増員計画を発表、BEVのみからREEVも研究開発へ

広汽集団のオリジナル新エネルギー車(NEV)ブランド「埃安(AION)」は、2024年下半期に増員する計画を発表した。 中国の自動車業界では、販売低調もあり、リストラするメーカーが多くなっているところの逆張り。 https://www.chinacase.xyz/archives/28422845.html

中国の国内新車販売台数がマイナス成長、頼みの輸出も弱含み感

中国の国内新車販売がとうとうマイナス成長に突入した。 2024年5月、中国内での新車販売台数は前年同月比2.9%減の193.6万台にとどまった。 1~5月の累計でも前年同期比3.7%と弱く、これは月を追うごとに縮小しているため、通年ではマイナス成長になる可能性もある。 https://www.chinacase.xyz/archives/28409678.html

NETA、CATLや360集団とV2Gを計画、工場内にモデルを整備

中国新興メーカー合衆(HOZON)の新エネルギー車(NEV)ブランド「哪吒(NETA)」は2024年6月13日、寧徳時代(CATL)、三六零(360)集団らと、V2G(Vehicle to Grid)に関する戦略的協業を締結したと発表した。 インターネットセキュリティとして名高い360集団はもともとHOZONに出資しており、自動車分野への進出に意欲を見せていた。 https://www.chinacase.xyz/archives/28397013.html