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131.「感性は力なり」中学校の先生の教え

中学生の時は吹奏楽部に所属していました。

「感性は力なり」

吹奏楽部の顧問の先生の教えです。部活の部訓でした。

白い大きな布に、大きな文字で「感性は力なり」と描き部員の手形をぺたぺた。

それを部室に貼りいつも見えるところへ。大会の時には、いつも持っていきます。マーチングの大会の会場では保護者の方が掲げて応援してくれていました。

当時は言葉の意味も理解できず「感性」ってなんだろう?
辞書で調べたりブレストしたり。

調べてみるとこんな言葉が出てきます。

感性
読み方:かんせい
「感性」とは、物事の印象や性質などを感覚的・直感的に把握する能力や心の動きのこと、あるいは、感覚的で繊細かつユニークな印象やニュアンスを表現する能力のことである。前者は「感受性」と言い換えられ、後者は「センス」と言い換えられる。

https://www.weblio.jp/content/%E6%84%9F%E6%80%A7#google_vignette

それでもしっくりこず。
でも先生が大切にしていることは理解していました。

顧問の先生は無口で表情も怒ってるのか、通常モードなのかも分かりづらい方でした。
ただ、いつも生徒のために真剣で真っ直ぐ。行動がそう言っていました。

そんな先生の姿を見て、当時「先生を東日本大会へ連れて行くぞ!」と部員全員が頑張っていました。

感性ってどうしたら磨かれる?

感性とは、体験を伴って育っていくものだと感じます。
実際に人と人とがぶつかり合ったり、自分が課題に直面して乗り越えたり。
経験をたくさんすることで人の気持ちがわかるようになったり、自分の気持ちに気づいたりします。

今思うと「感性は力なり」とは

「感性は力なり」

今は「人に寄り添える力」と自分の中で捉えています。

ここで指す「人」は「相手」と「自分」です。

自分の気持ちにまずは繊細になること。
自分の気持ちに正直な自分だから相手のことも理解できる自分になる。
自分に嘘をついたり、ごまかしたりしている自分が、いくら相手のことを想って伝えていても、嘘やごまかしになる。

感性が豊かが故に、傷つく場面もあったりします。

ただ、そこから逃げずに自分の気持ちに繊細になって気づくこと。この経験、体験があるから同じような経験をした人の気持ちがわかるようになる。気づく事ができる、感じ取れる、相手のことも尊重できるようになる、人に寄り添える人になれると感じています。

社会は人でできている

部活も仕事も家族も社会も
人が集まった組織でできています。

組織は人。

どんな人で組織をつくるかで、組織の文化が決まります。
どんな感性を持った自分が組織の一人としているか。

相手のことも尊重できる人、人に寄り添える人になりたいと思い日々人とコミュニケーションをとったり、挑戦と思えるような経験をすることを大切にしています。

自分の気持ちに正直に。自分のことも相手のことも愛情を持ってリスペクトできる人になるために日々成長してきます!

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