管理者の持つべき技術 日本人のアイデンティティ
仕事をしているとき、時々、アジアを下に見たり、
欧米を上に見たりする発言を聞きます。
過去の歴史から日本は反省をしていないといわれる理由の一つが、
この日本人のアイデンティティだと思います。
要は、比較をして、上下を決めるという、
どこにでも、ありがちな考え方ですね。
なぜ、評価を他者との比較で考えるのでしょうか?
学校教育では、できる出来ない評価で成績を決め、
企業では、目標の達成で成績を決めます。
生き方や、考え方も、自分で建てた目標、
あるべき姿にどこまで近づけたで評価すれば
他者は関係ありませんし、比較する必要もありません。
問題解決の技術で書いてあるように、
問題を解決するには
「あるべき姿」-「現在の姿」=「問題」
ですから、あるべき姿が明確に定義できれば、
現在の姿をどうするかが、見えてきて
その差を埋める努力をすればよいだけです。
あるべき姿を「笑って生きる」とすれば、
笑って生き難い原因、
例えば、他人と比較し劣等感があるならば、
比較するのをやめるだけでよいですし、
例えば、他人との会話が苦手ならば、
コミュニケーションスキルを身に着ければよいだけです。
そうやって、一つ一つ対応すれば、
あるべき姿に近づけ、不足部分を埋めるだけで、
気が付けばあるべき姿で生きれると思いますがどうでしょう?
そうすれば大多数の人々は、
「笑ってシアワセに生きれる」と思います。
教えられるのではなく、自覚することが重要です。
比較するのは、あるべき姿で他者ではありません。
それだけでも、ずいぶんと荷物は軽くなると思います。
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参考記事:
タスク管理(3)あるいは「流氓の小さな夢」
海外で仕事をしていたからこそ書けること
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