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【SEO紹介】体験に勝る学びはない (青木美由紀)

 みなさん、こんにちは。SEOの青木美由紀です。 


(SEOの紹介は以前のこちらの記事をお読みくださいね⇓)

【プロフィール】

“Think Globally, Act Glocally”(地球規模で考え、グローカルに行動しよう)を信条としているアフリカ大好き人間です。特技は、どんな人ともすぐに仲良くなれること。海外居住歴12年。これまで30カ国以上を旅してきました。企業経験5年半、国際協力17年の経験を生かして、楽しくSEOのお仕事をしています。 

【世界の格差を目の当たりにした学生時代】

宮城県石巻市で生まれ、海外との接点が全くない環境で生まれ育った私が、高校2年生の時に、多様な文化や人種のいる米カリフォルニアに留学をしたことをきっかけに「世界」を意識するようになりました。(留学当初は英語が全く喋れませんでした!)
 
ホームステイ先が、メキシコ人の多い地域だったこともあり、スペイン語の重要性を実感し、大学では英文科で学びながら、第二外国語としてスペイン語を習得。3年生の夏に、語学力を試すために過ごしたメキシコの港町で初めてストリートチルドレンと出会いました。
 
アメリカ人観光客向けに、ひとつ10円ほどのチューインガムを売っていた7歳の少年。学校に行っているはずの時間だったので、「どうして学校に行かないの?」と尋ねると、「だって、学校じゃお金稼げないから」と。7歳の子どもにこんなことを言わせてしまうこの世界は、一体どうなっているの???
 
その出会いから、世界に実在する「教育の格差」を認識し、この格差を是正したい!と「国際協力」を目指すことになったのです。(どんなきっかけで人生の方向性が変わるかわからない!)
 
大学時代は、自分の目で世界を見ようと、アルバイトをしてお金を貯めては、毎年海外へ行きました。卒業後は教育についてさらに学びを深めようと、アメリカの教育大学院に進学。学業の傍ら、NGOのアウトリーチ活動に携わる中で、多くのストリートチルドレンとの出会いがありました。
 
家族と離ればなれになってしまった子、薬物に依存してしまっている子、自分の身を売りながら生きながらえている子、、、教育を受ける以前に、生活する最低限のニーズにもありつけていない子ばかりでした。
現実を目の当たりにし、修士論文はストリートチルドレンの健康教育についてまとめました。(ボランティアで実際のストリートチルドレンとの交流があったからこその学び!)

【ちょっと遠回りして国際協力の道へ】

大学院修了後は、思うように国際協力の道にすんなりと進むことができず、挫折を味わいました。一旦、国際協力は諦めて、民間企業に就職。コンサルタント会社でマーケティングを学び、後に外資系の広告代理店に転職しました。仕事はとても楽しかったのですが、常に国際協力のことが頭から離れなかった20代。
 
その後、結婚してから30歳でようやく、保健医療に特化した国際協力NGOのスタッフとなり、東ティモールの復興支援の後、HIV陽性者やエイズ患者を支援するプロジェクトのマネージャーとして南アフリカの農村地域に単身赴任。(夢は決して諦めないで!)
 
ここでぶち当たったのは、同じ病気になっても、生まれた国によって、救われる命、救われない命がある「命の格差」でした。この現実を日本の若者に伝えたいと思い、ブログに綴っていた体験を、「ぼくは8歳。エイズで死んでいくぼくの話を聞いて」(合同出版、2010年)という一冊の本にまとめました。
  
その後、2017年から2023年まで、パートナーの海外転勤に伴い、家族4人で南アフリカ共和国・ヨハネスブルグに滞在。ここでも、経済的に恵まれない環境にいる子どもたちを家に招いて一緒に遊んだり、アートワークをしたり、演劇を観に連れて行ったり、常に「今いるところでできること」に取り組みました。

ヨハネスブルグのタウンシップの子どもたちと日本の子どもたちが一緒に国立こども劇場で演劇を鑑賞したあとの集合写真

【最後に】

振り返れば、私の学びはすべて体験に基づくものばかり。今は何でもGoogleで調べれば分かる時代です。だからこそ、学生のみなさんには、自分の足で現場に赴き、自分の目で見て、自分で挑戦してみてもらいたい。海外じゃなくてももちろんOK。身近なところにもたくさんできることはありますから。一歩踏み出せば、必ずそこから世界は広がります。体験したことは、絶対に忘れませんから。
 
読んでいて「自分にはちょっと勇気がないなぁ」「自分にはハードル高いなぁ」とふと思った人も大丈夫。安心して下さい。私達SEOが、「みなさんのやりたい!」を実現するために、そして皆さんが夢中になって楽しく取り組める、そんなプロジェクトを作り上げるために、全力でお手伝いします!

  

“Helping Health Workers Learn” by David Werner and Bill Bower

 見る、実践する、考えることを通しての学び
「聞いただけだと、忘れてしまう。見たら、記憶に残る.実際にやってみれば、理解できる。自分で発見したら、活用できるようになる。」