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【インドFW2024】①Bangaloreにて学校交流!

こんにちは!

9月2日、清泉女子大学地球市民学科のインドフィールドワークが開講しました!

フィールドワークとは、単なる「スタディーツアー」ではなく、その土地の人々の暮らしを訪ねながら、自分の五感で社会課題を体験、アプローチを研究するプログラムです。
今回は、参加者それぞれが研究テーマを決めて参加しています。
南から北へインドを縦断し、各地域ごとの文化や経済の違いを調べながら、自分の研究テーマを明らかにしていきます。

4年生4名、3年生1名、2年生4名、1年生4名の計13名の学生と、松井ケティ教授、アルン・デソーザ神父での活動です。

出発直前のメンバー

今回の投稿では、Bangaloreで過ごした4日間をご紹介します!



ドキドキのインド到着日

日本から約6000㎞の距離にあるインド。
成田空港から出発して、約9時間のフライトの後、早朝3時に南インドのBangalore空港に到着しました。
清潔でモダンな雰囲気の空港に驚きの声が上がりました。

伝統的な技術を応用した空港のライト

Bangalore滞在中の宿はイエズス会の修道院。
(これからのインド滞在はどの地域もほとんど修道院です。)
お風呂はバケツでお湯を汲み、自分で温度調節をします。
そこから小さな桶を使って体にお湯をかけるのがインドの定番スタイル。
 
カルチャーショックを受けつつもきれいな施設で快適に過ごすことが出来ました。

2人部屋でゆったり空間


St. Joseph大学での交流

到着日の昼頃、St Joseph大学進学準備生に清泉女子大学の紹介と日本の平和学についての紹介発表を行いました。
 
その後、交流として折り紙を使いながら会話を楽しみます。
インド学生が日本人よりも積極的に話しかけてくれたおかげで、初めての交流も楽しく行うことが出来ました。

仲良くなって一緒にポーズ

夜はアルン神父の知人で、インドでワイン会社を営む方のオフィスにお招きいただき、インドのワインとビリヤニ、自家製カレーを頂きました。
 
どれもすごくスパイシーで中には涙を流す人もいましたが、辛さの中においしさがあり、たくさんお代わりしました。
インドカレーにはMutton(羊)が入っていることが多いのですが、癖がなくとても食べやすいです。

初めて手を使って食べました。意外と難しい…

インドにはラム=マトン=羊肉の料理が多くあります。

その理由を探った所、ヒンズー教徒の人は牛肉を避けることがあり、イスラム教徒の人は豚肉が禁じられていることが影響しているようです。

そのためインドでは、ラムやチキンが無難です。

ちなみに、キリスト教徒はなんでも大丈夫なので、アルン神父はキリスト教徒であって良かったと自ら宣言していました。

宗教性の強いインドでは、料理文化もお互いへの思いやりや配慮があふれています。

初めてのサリー体験

2日目午前は、St Joseph男子校を訪問。
インド学校の先進的な教育システムを紹介して下さりました。
 
交流の際は、日本の流行りのアニメの話で大盛り上がり。
インドの学生は、アニメの影響で日本語に親しみを持っている人が多く、英語、ヒンディー語、日本語の3か国語で会話が構成され、不思議な気分でした。

大学入学準備期間生の男子学生たち

お昼は学長と共にお昼をごちそうになりました。

赤いポテトは辛くないけど、ビリヤニは辛い

そして午後は、学生が色やサイズまですべてオーダーして特別にあつらえて頂いたサリーを、現地の学生に手伝ってもらって初体験。

1人20分ほどかかります

サリーとは、約6mの1枚の布を体に巻き付けて着るインドの伝統衣装です。
想像以上に着付けが難しいですが、その分とても鮮やかで素敵な体験になりました!

気に入った色のサリーで全員大満足


カルナタカ州会議事堂

3日目は、アルン神父の知り合いを通じて、州の議事堂の関係者以外は入れない会議室へ特別に入れて頂きました。
とても厳重なセキュリティの中、厳かな政治の場に足を踏み入れることが出来、インドの政治世界の深層に少し近づけた気がしました。

ガンジーの銅像の前でジャンプ

そして、この日の深夜。
インドの西側、海辺町のMangaloreに向けて約6時間の夜行バスに乗りました。
インドはスピード制限のために道路に無数のハンプがあります。
前後左右に大きく揺られながらの移動で、まるでアトラクションのような乗り心地です。
バスが倒れるのではないか!?と不安になるようなスリリングな旅になりました。

後部座席の向きが珍しい移動車

次回は、Mangaloreでのアルン神父のご実家訪問やガネーシャのお祭りなどの様子を投稿します!お楽しみに!