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【授業紹介】「ソーシャルビジネス発表会」を開催しました

地球市民としての企業のあり方社会課題をビジネスで解決する方策を考える地球市民学科の「専門事例:地球市民と企業」(指導教員:安斎徹教授)では、ソーシャルビジネスを企画立案するグループワークを行いました。

ソーシャルビジネスとは、社会課題解決を目的としたビジネスのことです。社会的なインパクトを生み出すことを目的としながら、経済的な持続可能性も兼ね備えているのことが特徴です。

2024年6月14日に、日本政策金融公庫五反田支店の竹山裕介氏より「日本政策金融公庫のソーシャルビジネス支援」というテーマで講義を受けました。同公庫の概要、ソーシャルビジネスとは何かソーシャルビジネスの事例についてわかりやすく説明いただきました。

その後、社会課題、ソーシャルビジネスの事例、事業計画、収支の考え方などの講義を行いながら、6つのグループに分かれて1カ月かけてソーシャルビジネスの企画立案に挑みました。

7月12日に「ソーシャルビジネス発表会」を開催し、企画立案したソーシャルビジネスを発表しました。発表会には、日本政策金融公庫五反田支店東京商工会議所品川支部一般財団法人品川ビジネスクラブ、本学の卒業生や関係者の方々にもご参加いただきました。

 Aグループ:限界集落でのグランピング事業
 Bグループ:伝統文化としての日本酒の魅力発信
 Cグループ:空き家を活用したコインランドリー事業
 Dグループ:人とニーズを繋ぐ多様性マッチングアプリ
 Eグループ:過剰ルッキズムから守る美容アプリサービス
 Fグループ:個人に合わせた食生活を通して環境問題に取り組むサービス

ゲストの方からは「学生さんならではの斬新な発想により練り上げられた様々なプランを目の当たりにすることが出来、逆にこちらが勉強をさせていただいた」「全てのビジネスプランが「空き家問題」や「食品ロス」といった、いわゆる社会的課題の解決を主軸としながらも、その中には女性ならでは、若者ならではのエッセンスが絶妙に散りばめられていた点が素晴らしかった」「バラエティに富んだ発表で改めて社会課題の存在に気づかされた。若者らしい発想ビジネス収支にまで踏み込み考えた経験今後の糧になると思う」という温かいコメントをいただきました。

学生からは「社会課題を解決するためのビジネスを考えるのがとても面白かった。経営するために必要な経費や計画を立てることで、本当に運用していくにはどうしたら良いかを深く考えることができた」「この授業を受ける前は、ソーシャルビジネスという言葉も分からなかったが、事前課題やグループでの話し合いを通して、ソーシャルビジネスを身近に感じることができた。自分の身近で気になっていることをビジネスとして取り上げることで、堅苦しくなく自分の好きなように考えることができた」という感想が寄せられました。