おぞましい。
私は本屋が好きで本屋に訪れると毎回買う予定のない本を買ってしまう。
昔よりも漫画を読む比率がさがり、字の多い本を読むようになりました。
そんな中、ごくたまに絵本を買って読みます。
そしてごく最近、買った絵本があります。
『おぞましい二人』
鬱屈とした絵だが何だか可愛かった。
それよりも惹かれたのはタイトル。
内容はおぞましい二人のおぞましい行為、おぞましい最期。
少ない文章が二人の異常性や残虐性への想像力を掻き立てます。
読後は、黙りたくなります。
後味が良いとは言えない余韻。
なぜそうしてしまうのか?
異常な二人の化学反応なのか?
メイクラブの時なぜ男の方だけ服を着ているのか?
愛し合う頃が上手くいかなかった二人はそれでも一緒。
終始表情のない二人。
誰も表情を変えることのない世界。
救いがない。
彼らが亡くなったことが救いなのか?
っと色々と考えてしまいました。
久しぶりにドキドキしました、読んでいて。
嫌いじゃないですこの絵本。