学習の個性化
本日は東京学芸大学附属竹早小学校で行われた「価値判断力・意思決定力を育てる社会科授業研究会 竹早社会科活動研究会 共催大会」に参加しました。
竹早社会科活動研究会は前回も参加しているので、引き続き子供たちの成長を感じる授業でした。前回は3年生の授業だけでしたが、今回は5年生でも展開をしてくださったので、2つの授業参観することができました。
この研究会のテーマは、価値判断力、意思決定力を育てる社会科授業です。今大会のテーマとしては、「他者の考えを受け止め、相互啓発的な関係を築き合う社会科学習」でした。
社会科の学習においては、他者の学習を受け止める場面は必須だと思います。なぜなら、現実の社会は、様々な価値観の人が暮らす場であり、そこでは他者の考えに触れることが必須であり、違いを出発点として議論が始まるからです。
相互啓発的な関係と言う言葉も、白黒つけたがったり、2項対立がもてはやされる中で、どちらか一方ではなく、両方の良いところを踏まえて新しい関係を作っていくと言うところも、これからの世の中には大切なことだと考えています。
そうした力を育てる社会科授業のあり方を具体で示していただきました。
活動、と銘打っているように、授業でもなく、学習でもなく活動なのです。それを具現化するのは、表面で見えているものだけでなく、そのベースとなる子供たちが学ぶ力、子供たちに学び方を教える力、その両方なのだと思います。前回の参観の時にも書きましたが、子供たちの活動を見守り、必要なときには、適切な言葉がけを行う教師の姿が、学習の個性化と言うキーワードが出てきている今の教育界への提案になるのだと思いました。
本日は、社会科の研究会に参加して感じたことを書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです。