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算数の「個別最適・協働的な学び」の組み合わせ

二学期に、研究授業を二本やることになりました。

一つは、校内研の授業です。教科は算数で、単元は、「2けたでわるわり算の筆算」になりました。

今回の研究テーマは、「個別最適な学びと協働的な学び」を通して、「わかる」「できる」「楽しい」を感じることができるようにする、というものです。

このテーマに取り組むには、まず「個別最適な学び」「協働的な学び」につっこんでいかなくてはいけません。

研究を進める上で、研究テーマに掲げれられている言葉については、自分の言葉として落とし込めるように、わかるまで考え続ける必要があると思います。

まずは、公式の解釈です。この言葉は、令和3年1月26日の中央教育審議会答申【「令和の日本型教育」の構築を目指して 〜全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現〜】からとられています。以下の説明は、同答申の内容をまとめたものです。

個別最適な学びとは、これまでも使われてきた、個に応じた指導を、学習者視点で整理した概念とされています。

一つは、子供一人一人の特性や学習進度、学習到達度等に応じ、指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うことなどの「指導の個別化」

子供一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで、子供自身が学習が最適となるよう調整する「学習の個性化」

となります。さらに、以上の個別最適な学びが、孤立した学びに陥らないように、他者と協働して、異なる考え方を組み合わせたり、より良い学びを生み出したりする協働的な学びも組み合わせて充実させていく必要があるとされています。

同答申の内容を筆者がまとめました

私はこれまで、算数科の授業の形式として、「導入ー自力解決ー比較検討ーまとめー適用」という流れで行ってきました。

単元内の過程にもよりますが、「導入ー自力解決ー比較検討」の部分については、これまでのように協働的に(他者の考えに触れてよりよい学びを生み出す)行う良さがありますし、後半の「まとめー適用」の部分は、個別最適に学んでいくことで、個々の目標を目指していく、という「1時間の中での組み合わせ」がベターなのではないかと考えています。もちろん、過程や内容によっては、1時間を個別で行うことも可能であるとは思いますが、「学校ならではの学び」の型を模索したいと思います。


おわりに

今回は、「算数の個別最適・協働的な学びの組み合わせ」をテーマに書きました。

お読みいただき、ありがとうございました。

ご参考になれば嬉しいです。


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