社会科の指導案づくり(5)指導と評価の計画(単元計画)
社会科の指導案づくりシリーズ(5)は、指導と評価の計画です。いわゆる単元計画というやつです。
いろいろな学習指導案をみていて、この指導と評価の計画が簡潔なものは、本時の部分だけしっかり書いているのかな〜と判断してしまいます。
授業を考える時は、単元を通した計画を立てることが重要だと考えます。
その1時間は、単発の1時間なのではなく、前後の時間とのつながりがどこかに必ずあるからです。
見方・考え方を働かせるのも、単元を通して積み重ねていくところもあるでしょうし、評価は、単元の中でバランスよくとるのはいうまでもありません。
こうして考えた時に、指導と評価の計画は、7時間扱いだったら、7時間分の本時を書くつもりで書いていきます。
結局、指導と評価の計画ができれば、いわゆる「本時の展開」の部分は、指導と評価の計画の中から切り取れば良い、というレベルまで突き詰めておく必要があると思うのです。
その指導と評価の計画を作る際は、子どもの思考の流れを重視します。
社会科であれば、
教師が資料を提示する→教師が問いを発する→児童が何かしらの反応をする→教師が反応をどのように処理するか?(問い返すのか、周りに繋ぐのか、など)→つぎの学習活動へとつなぐ・・・
という流れを指導案上でひたすら繰り返していきます。
これをやることで、問いが適切なのか、学習問題は成立するのか、など、頭の中で整理できるのではないかと思います。
参考までに、今回作った指導案の「指導と評価の計画」の1時間目の部分を貼り付けておきます。
おわりに
今回は、「指導と評価の計画」をテーマに書きました。
お読みいただき、ありがとうございました。
ご参考になれば嬉しいです。
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