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社会をつくる力を育てる授業づくり68 子育てプロジェクト〈1〉

政治単元には、憲法の他に、地方自治について学習する単元があります。

(1) 我が国の政治の働きについて,学習の問題を追究・解決する活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。  

ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
 
(イ) 国や地方公共団体の政治は,国民主権の考え方の下,国民生活の安定と向上を図る大切な働きをしていることを理解すること。   

(ウ) 見学・調査したり各種の資料で調べたりして,まとめること。

イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
 
(イ) 政策の内容や計画から実施までの過程,法令や予算との関わりなどに 着目して,国や地方公共団体の政治の取組を捉え,国民生活における政 治の働きを考え,表現すること。

(内容の取扱い)
(1) 内容の (1) については,次のとおり取り扱うものとする。
ウ アの(イ)の「国や地方公共団体の政治」については,社会保障,自然災害からの復旧や復興,地域の開発や活性化などの取組の中から選択して取り上げること。

文部科学省(2017)小学校学習指導要領

政策の内容や計画から実施までの過程に着目して、政治の働きについて追究することになっています。

内容の取扱いにあるように、この単元では、いくつかの取組の中から選択して取り上げることになっています。

まずは、社会保障の取組について考えていきます。

社会保障というと幅広いですが、子どもたちにわかりやすい政策として、子育てに関する政策があります。

実際に学習者が今現在当事者として子育てをされている段階ですし、小さいきょうだいがいると、お家の方が当事者として困っていることもあるかもしれません。

こうした身近なところにある、生活していく上での困り感を見つけて、その困り感を解決するためにはどうすれば良いのか、というプロジェクトにしてみるのはどうかと考えました。

子育てに関する政策については、最近では子ども手当のようにお金を支給するものであったり、待機児童の解消のために保育園や子ども園などの施設を充実させるというものがありました。

次回は、子どもたちが、自分たちに関わりのある政策を考えて、その実現に向けたプロジェクトとなるように考えていきます。



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