匿名

以前私は旧ツイッターを匿名でツイートしていた。旧ツイッターの時はツイートすると言ったが、今はなんと言うのだろう。
始めた当初は実名だったが、知り合いに「ツイッターやってるの」と聞かれてまさか私のような極小のアカウントなんか読まれないだろうと思っていたので読まれていると知って恥ずかしくて名前を隠してツイートするようにした。
実名でないと結構好き勝手にツイートできて自分の思うことが書けてそれが行き過ぎて怒られることもしばしばあった。
実名でないツイートは卑怯だとも言われる。確かにそうだと思う。しかし匿名でなければツイート出来ないこともある。タブーや言葉狩りの多い今日、やはり匿名でなければツイート出来ないことも多いだろう。本音も匿名でなければ言えない人もいるだろう。実名でなければ卑怯だという人は有名人が多い。自分たちは実名でツイートしていると自慢げだが有名人だから実名でツイートしてもリスクもあるがそれ以上に得るものも多いのだろう。炎上しても匿名は炎上してそれで終わりだが、有名人は実名で炎上してもそれが 名を上げることにもなる。週刊誌とかで匿名で記事を書いていた人が実名を出してまた記事を書くと急につまらなくなることもあると聞いたことがある。。匿名もそれなりの緊張感はあるし匿名で書くには技量も必要だ。
今、私は実名でツイートしているが確かに何か自分でも思ったようなことが呟けずに少しストレスがある。しかし匿名に戻そうとは思わない。もともと文才がない人間が匿名だ実名だとこだわっていたことの方がおかしい。実名でツイートしてこの程度のことしか呟けないにならその程度の才能なのだろうとわかっただけでも私の場合は実名にした意味がある。
しかし、いわゆる旧ツイッターでの匿名は卑怯だという意見には共感できない。旧ツイッターだけでなくSNS上の発信が全て実名になったらおそらくつまらない空間になるだろうなと思う。