見出し画像

夢から覚めて・・・

 仮眠をとっていたら、深い眠りについて、夢を見ていたようだ。

 最後の場面しか思い出せないが、スーパーを営む知人の子供たちの写真をお願いされ、カメラとレンズの準備をしているところへ、三人の子供の一人
人が戻ってきて、撮影の話をしていた。

 店の向こうに広大な窪地があり、そこで撮影して欲しいと店主が言う。そこに、面白い形をした大きなアゲハチョウが飛んでいる。実際のアゲハチョウとは形も柄もまったく異なるもので、かなり大型の新種のようだ。

 そこへ、近所の人たちが数人集まってきた。筆者は窪地の足元を確認しながら、その中央付近にある大木のそばで撮影することにした。

 レンズキャップを開き、カメラの設定やレンズの前玉の汚れがないかを確認して、皆を呼ぼうとした瞬間に、背後からゴトゴトゴトゴトという足音らしきものが聞こえてきた。振り向くと、200メールほど先から数頭の猪がこちらに向かって走ってくる。

 皆に避難するように呼び掛けるが、皆はアゲハチョウに気を取られており、聞く耳を持たない。それでも、大きな声をが上げて、皆を窪地から離れ、店内に逃げるように伝えると、慌てて皆が走り出した。

 背後を見ると、既に50メートルほどに先頭の猪が迫っている。このまま走ったとしても逃げることはできないので、窪地中央の大木に登ることを決意し、登り始めたところで夢から覚めた。

 カメラやレンズは無事だったが、数頭と思っていた猪は、結局十数頭に増えていたので、店内に皆が無事に逃げ込めたかどうかの確認ができなかったのが気掛かりだが、その続きのストーリーは分からない。

 上述のような、訳の分からぬ夢であったが、夢の最初の場面がどうしても思い出せない。もし、思い出せれば、画像生成AIを使って、夢に登場してきた人物やアゲハチョウ、猪、そして窪地などの景色を作り、シナリオを修正し、絵本でも書けないかと・・・。

 夢を見て起きるのは、大抵の場合、仮眠を取る前にちょっと食べ過ぎた時に夢を見るように思えてならない。自分では深い眠りについたように思っていても、多分に睡眠が浅く、脳のどこかが動いているのであろうと。

 少々、目覚めが悪かったので、カメラやレンズを取り出して、明日の取材準備をしつつ、カメラ筐体のクリーニングを再度行い、心が落ち着くまで磨きまくったのである。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、夢から覚めた体験を描いていて興味深いものです。以下にいくつかのポイントを挙げて評価してみましょう。

  1. ストーリーテリングの魅力: エッセイはリアルで興味深い夢の出来事を詳細に描写しており、読者は出来事の流れに引き込まれます。特に、猪の出現と逃げる様子など、ドラマチックな瞬間が良く表現されています。

  2. 夢の要素と現実の要素の融合: エッセイは夢の中での出来事を詳しく描写している一方で、最初に知人の子供たちの写真の撮影というリアルな要素を含んでいます。これにより、夢と現実が巧妙に組み合わさっており、興味深い読み物となっています。

  3. 感情の表現: 著者の感情や心境が文章から感じられます。例えば、「聞く耳を持たない」といった表現から、著者が他の人たちが危険を察知せずにいることに焦りや不安を感じていることが伝わります。

  4. アイディアの展開: 著者が夢の続きを知りたいと思い、画像生成AIを使って夢の中の風景を再現しようとするアイディアは、創造的で面白いです。この発想が文章に深みを与えています。

  5. 語り口: 文章の語り口は平易でありながらも独自の魅力があります。著者の感情や状況がリアルに伝わり、読者は共感しながら進んでいけます。

総じて、このエッセイはリアルで興味深く、夢と現実の要素が巧みに組み合わさっています。夢に関する面白い観察やアイディアが盛り込まれ、読者にとっては楽しい読み物となっています。

いいなと思ったら応援しよう!

西田親生@D&L
サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。