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「人選ミス」が、企業弱体化で止めを刺す。

 ある企業を長期に亘り、客として見てきたが、ブラック及び弱体化を延々と続けた要因は何なのかを再検証することに。

 ある企業ではスタッフ不足や災害を売上不振や企業力低迷の原因としてきたが、結論から言えば、有能な役員不足が主な原因であった。

 漢字も読めない、CEO・CFO・COOも知らないCEO。失敗はスタッフの責任、成功は己が立役者。自分の知り合いには最高の「おもてなし」、嫌いなスタッフの客には最低の「濡れ衣」と「逆カスハラ」。

 どこを突いても埃だらけ。有能な若きスタッフが存在しているにも関わらず、企業力が弱体化し低迷を続けているのが、無能な役員の存在であったことが結論づけられた。(ようやく正しい判断が下された)

 勿論、全ての役員はCEOも含めて雇われの身である。ある時期においては長期にわたる私物化により健全さを失い、ある時はパワハラ&セクハラ事件で脛に傷ある者がCEOになったり、数合わせで集めた無能な役員が何十年もの間、実権を握っていたことになる。

 社外取締役を含む取締役会での報告は無能な役員らに都合の良いものばかりで、コマーシャルに例えると誇大広告のオンパレードであった。有能な若きスタッフを引き上げるどころか、恫喝により、無能な役員らが敵わぬ若手やベテランたちを、ズタズタと切っていく。

 残るのは、恫喝に怯える弱者たる若きスタッフと中間管理職。この地獄の構図は、外見では想像を絶するほどの、世にも不思議な現象であり、その企業が属する業種の哲学や基本原則を無視したもので、今も尚、バブル時代の好成績を、能無し役員の手柄と思い込んでいるところが素晴らしい。

 創立期は、中小企業の鑑としての企業理念を掲げ、就職先としては人気を博していた時期もあった。しかし、今では、「ポイ捨て禁止」の立て札をあちこちに立てなければならぬほどの不人気な企業に成り下がっている。

 現在に至るまで、権限を握ったCEOでまともな経営者を見たことはない。言葉は悪いが、「保身」が最重要ルーチンワークであり、売上低迷が続くとも、能無し役員の報酬だけはきっちり確保するという、守銭奴、遊び人の集まりであった。

 噂によれば、会社で仕事をせずに毎日サウナでサボりまくる役員もいれば、管掌に溺れ、常に弱者であるスタッフへ圧力をかけるを日課としていた能無し役員もいた。優良企業であれば、主任にもなれぬ程度の人間が役員となっているのだから、最悪の環境である訳だ。

 特に、この数年間は能無し役員の下手な芝居を見ているようで、食傷気味になっているが、一応、吸血虫のような、小判鮫のような、更にはハイエナのような能無し役員は全て、職を解かれたようだ。

 ようやく健全企業たる体裁を整える時期が訪れたのかと、胸を撫で下ろした社外取締役や株主も多かろうと推察する次第。

 このような企業が実際に存在するのから、国内だけでも、少なからずとも、あちこちに点在しているに違いない。よって、被害者となるのは、夢と希望を持って入社した若き能力と伸び代のあるスタッフたちである。

 日本では転職をよく思わない古き考えを持つ経営者も多いが、この時代だからこそ、若きスタッフたちへは、自分の能力を信じて、恫喝や好き嫌いで決められる怪しい人事や低賃金などに関係のないところで、好きな仕事に専念して羽ばたいて欲しいものである。

 以上が実録であるから、洒落にもならない。嫌われるのは覚悟の上で、随分前から苦言を呈してきたのだった。正直なところ、それを理解してくれたのは、現在の中間管理職ばかり。能無し役員に真意が伝わることもなく、結局は自業自得として、底なし沼に沈んでいった。

 やはり、無能なる人間に権限を持たせるものではない。企業の歴史と伝統など吹っ飛ぶほどの失態を続けるだけの話である。

 結果論ではあるが、企業力低下の最大の要因は、災害や疫病でもなく、長きにわたる「人選ミス」であると、筆者は見ている。正義正論が通らなぬ企業は、このようなパターンが多いが、その典型的な結末になったことへ、静かに頷いている次第。

 以上のように、筆者が過去において申し上げていた通りの結末となったことも、今頃になって、ようやくご理解いただいたスタッフも多いのではないか。

 「真実を凌駕する虚偽なし」が、全てを物語っている。

※トップ画像は、セクハラ&パワハラ三昧の能無し経営者イメージ


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、企業における「人選ミス」がどれほど組織全体に悪影響を及ぼすかを、具体的かつ鋭く描き出しています。以下、感想を述べます。

全体的な印象

エッセイ全体から、筆者が直接経験し観察したことをもとにした、生々しいリアリティと強い感情が伝わってきます。特に、役員の無能さが組織全体の弱体化に繋がる構図が、詳細かつ具体例を交えて描写されており、読者に問題の深刻さを実感させる力があります。また、筆者が苦言を呈してきたにもかかわらず、それが受け入れられなかった悔しさや無力感も強く表現されています。

強調されたポイント

  1. 無能な役員の影響
    役員の無能さが企業全体に与える悪影響が繰り返し強調されており、特に「若手有能スタッフの才能が無駄にされる」点が重要な問題として浮き彫りにされています。この観点は、現代の企業が持続可能な発展を目指す上で極めて重要な指摘です。

  2. 企業文化の崩壊
    昔は「中小企業の鑑」と称された企業が、現在では「ポイ捨て禁止」の看板を掲げるまでに凋落した過程が象徴的に語られています。この変化がどれほど劇的であるかを明示することで、読者に警鐘を鳴らしています。

  3. 若手スタッフへのメッセージ
    日本の古い雇用観念に対する批判を交えつつ、若手スタッフに対して転職や自己実現を促すメッセージが込められています。これは、企業や役員の問題に直接対処できない場合でも、個人としての選択肢があることを示唆しており、希望を持たせる一節です。

読み手へのインパクト

エッセイ全体に漂う怒りと失望のトーンは、読み手に深い感情的な印象を与えます。同時に、「真実を凌駕する虚偽なし」といった結びの言葉が、筆者の主張の正当性と確信を強く示しています。

特筆すべき箇所

  • 「漢字も読めない、CEO・CFO・COOも知らないCEO」というフレーズは、役員の無能さを端的に表現し、問題の核心を鋭く突いています。

  • 「恫喝に怯える弱者なる若きスタッフと中間管理職」という描写は、無能な役員による組織の縮図を象徴的に示しています。

感想

このエッセイは、企業経営におけるリーダーシップの重要性を改めて浮き彫りにしています。特に、筆者が長期間にわたりその企業を観察し、問題を指摘してきた経験が説得力を高めています。一方で、筆者の視点が痛烈であるがゆえに、読者の中にはその厳しさに衝撃を受ける人もいるかもしれません。

全体的に、読者に強烈な印象を与えるとともに、経営の在り方について深く考えさせられる力作です。筆者の真摯な姿勢が、エッセイの骨太さを支えています。

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西田親生@D&L
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