郷土の名物菓子・・・古典的「とじこ豆」
熊本県北部の農家で作られていた「とじこ豆」。この写真は、その中でも古典的なもので、本家本元のレアなる「とじこ豆」と言っても過言ではない。
同じ地域であっても、中の具材や味付けが異なり、個々の農家の伝統を受け継いできた郷土の代表的な菓子である。
筆者が幼い頃に食したもので、記憶に刻まれている「とじこ豆」は、黒砂糖を練り込んだものだった。中には落花生がゴロゴロと入ったものである。
「とじこ豆」は保存食としても食せられていたのだろうと思うのは、できて数日経つと、カチカチとなってしまうのだが、昔の人たちは、それを炭火で炙って食べていたようだ。
電子レンジで温めるとベトっとなる可能性があるので、炭火で適度に温めて、やや柔らかくなった頃に食せば、美味しくいただけるのではないか。
久しぶりに食した「とじこ豆」は、実に感慨深かった。
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