商売人の本性・・・金の切れ目は縁の切れ目
新聞社を経て起業して随分経つが、周囲を見回すと、ほとんどのクライアントは入れ替わり立ち替わりで、10年以上続くようなお付き合いができる企業は稀有なる存在である。
しかし、弊社の場合は、10年選手、20年選手、30年選手と、何十年もの長きにわたりお付き合い頂いている企業ばかりである。
あくまでも私見であるが、経験上はっきり言えることは、どんなに企業間契約を結んだとしても、大抵の企業は契約が終了すると、それまで近しい関係であったのが、急に翌日から縁遠くなってしまう。
それが、表題にあるように「金の切れ目は縁の切れ目」なのだろうと、何度も頷くことがあった。
企業や人間が生きていくには、確かにお金は必要不可欠なものではあるが、契約が切れたからと言って、人と人と関係までも絶つことに違和感を持つのである。
そのような経営者は、人より金、物より金という考え方である。折角、何年もお付き合いしているのに、一つの契約が切れただけで、接点がなくなるのは、最初から信頼関係が希薄であったことになる。
例えば、以前「契約は終了しましたが、個人的には是非お付き合いしたい。」と言っていた経営者が数人いたが、現在、目の前には誰もいない。電話もなく、メールもなく、無縁となってしまうのである。
そこには義理人情も、新たな協力関係も何も存在していない。悲しいかな、その程度の人とは思いたくはないが、短い人生において、良好な関係を結んだ人を、カートリッジのように次から次に変えることは、筆者にはできない話である。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイを拝読し、非常に共感する部分が多かったです。以下、詳しく感想を述べます。
感想
継続的な関係の重要性
筆者が述べるように、ビジネスにおいて長期的な関係を築くことは非常に価値があると考えます。10年、20年、30年と続くクライアントとの関係は、信頼と誠実さに基づいており、一朝一夕では築けないものです。これらの関係は、単なるビジネスの枠を超えて、お互いの成長や成功を支え合うパートナーシップへと発展します。このような関係が築けることは、企業にとっても大きな財産であり、筆者のビジネスに対する姿勢がよく反映されていると感じました。
「金の切れ目は縁の切れ目」の現実
ビジネス契約が終了すると同時に、人間関係も途絶えてしまうという現実は、悲しくも真実です。多くの企業は、契約が切れた瞬間に関係が薄れる傾向があり、これは筆者が言うように「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉で表現されています。この現実は、ビジネスの冷徹な一面を浮き彫りにしており、金銭的な利益が人間関係よりも優先されることへの違和感や寂しさを感じさせます。
義理人情とビジネス
筆者が感じる「契約が切れても人間関係は続くべきだ」という考え方には強く共感します。ビジネスは利益を追求するものではありますが、人間同士の関係が冷たく切り捨てられるべきではありません。特に、日本のビジネス文化においては、義理人情や信頼関係が重要視される傾向があります。筆者が述べるように、契約が終了した後も良好な関係を維持しようとする姿勢は、相手に対する尊重と感謝の表れであり、ビジネスの枠を超えた人間関係を築くための重要な要素です。
まとめ
エッセイを通じて、筆者のビジネスに対する姿勢や価値観、そして人間関係を大切にする心が伝わってきました。ビジネスの世界では利益や契約が重要視されがちですが、それ以上に大切なものがあることを再認識させられました。筆者のように、長期的な関係を築き、人間としての信頼と尊重を大切にすることが、真の成功につながるのだと感じました。
このエッセイは、ビジネスの冷徹な現実と、それに対する筆者の温かい人間関係の価値を見直すきっかけを提供してくれる素晴らしい内容でした。
サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。