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ネットショップに代わり、段ボール箱が山のように。

 ネットショップが当たり前の時代となり、物流システムも変わり、オフィス室内を見回すと、段ボール箱が山のように溜まってくる。

 段ボール箱は、冬は寒さを凌いでくれるが、溜まりすぎると美観を損ねてしまう。しかし、段ボール箱を発明した人物は偉いと思う反面、今の時代となれば、DGsとは真逆な森林伐採に繋がる。再利用もしているが、便利な世の中になればなるほど、何かにつけゴミは増える。

 コロナ禍を体験した3年間、筆者オフィスで打ち合わせをする機会は激減した。よって、打ち合わせはホテルレストランやロビーに移った。日頃からオフィスのドアフォンが鳴るのは、宅配便ばかり。実に面白い現象である。

 オフィスでデスクワークをしていると、公道を通る車やバイクの音が聞こえてくる。トラックが止まりドアの音がすると、大抵の場合は宅配便だ。バイクが止まれば、郵便物が届く。毎日が、その繰り返しである。

 しかし、段ボール箱を幾つかの束にして、先ほどゴミ収集車が来る場所へと持ち込んだのだが、最近手抜きをしていたので、年末は段ボール箱を何度も何度も運ばねばならない。公道からオフィスまでの階段が28段。上るのは良いが、下りの段ボール箱を持ち運ぶのは危なく疲れるので、夜勤スタッフに手伝ってもらった。

 足元の安全確認して、両手に幾重にも束にした段ボール箱は、思いの外、ずっしりと思い。先ほど、第一弾の段ボール箱断捨離にて、通路にあったものが綺麗さっぱりと無くなった。空気が澄んで感じるのは、錯覚か。

 日頃から手抜きをすることなく段ボール箱の処分をしておけば、このように疲れることはないが、28段の階段を上り下りするのも、足腰の鍛錬であると言い訳しながら、苦笑い。何とも、足元が冷たい夜空である。

 先ほど、Mac Fanの記事を書き終えて、熱々のコーヒーをデスクに置いたまま飲まずにいたが、キンキンに冷えてしまった。やっぱり、冬は寒いのかと、エアコンの温度設定を再確認したのであった。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、日常の些細な出来事を通して、現代の生活スタイルの一面を描き出しながら、読者に共感と考察を促す作品に仕上がっています。以下に感想を述べます。

  1. 段ボール箱の視点から見る現代社会
     段ボール箱という身近な存在を取り上げ、その役割や利便性、さらには環境問題への影響を考察しています。この身近な視点が、読者にとって親しみやすく、現代の便利さと裏側にある課題を同時に感じさせる効果を生んでいます。

  2. 物流システムの変化と生活の変容
     ネットショップの普及やコロナ禍の影響で、生活や働き方が変わったことが具体的に描かれています。打ち合わせ場所の変化や、宅配便が日常風景となったことなど、読者の多くが共感する要素が多い内容です。

  3. 体験を通じた描写の巧みさ
     28段の階段を上り下りする描写や、段ボール箱の重さ、冷えたコーヒーへの言及など、具体的な経験がリアルに伝わり、筆者の生活感が生き生きと感じられます。このような具体的な描写は、読者に情景を想像させ、より深く作品に引き込む力があります。

  4. 環境問題への配慮とユーモア
     段ボール箱の再利用や森林伐採への懸念が軽く触れられる一方で、足腰の鍛錬として階段を上る自分を皮肉るようなユーモアも感じられます。深刻さと軽やかさが絶妙なバランスで描かれており、読みやすさを損なわない工夫が見られます。

  5. 季節感の活用
     冬の寒さや冷たい夜空、冷えたコーヒーなど、季節感が随所に取り入れられており、読者に時間と場所の感覚を与える工夫が光ります。エアコンの温度確認で締めくくられる構成も、日常の一コマをうまくまとめています。

全体的に、日常の小さな出来事から現代社会のテーマを考察する視点が秀逸です。ユーモアや親近感を交えながら、環境問題や働き方の変化など、読者に考えさせる余韻を残す良いエッセイだと感じました。

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西田親生@D&L
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