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学びに感謝の念のない人物・・・

 自己研鑽のために、何でもかんでも無償で情報を仕入れ、只で学びたいという人が圧倒的に多いように思えてならない。

 それは、余りにも都合の良い話であり、教授する側が長年にわたり蓄積してきたノウハウには、相当額の金銭を支払っていることへの気づきがない。

 例えば、ザ・リッツカールトン東京の日本料理ひのきざか内の鉄板焼レストランでは、一人前5万円〜である。そこで、蝦夷鮑やA-5の高級黒毛和牛などを特別に注文すれば、10万円ほど高額な料理となる。

 以前、当社管理運営のポータルサイト「The Rosetta Stone」(since 1995)の会員の研修会として、帝国ホテル視察と神楽坂くろすで食事会を開催したことがあった。

 各会員は、熊本から東京往復の航空運賃、帝国ホテル宿泊料など各自が負担することになる。決して安くはないが、それだけ自分自身に投資をすることで、これまで経験したことにないものを見て、聞いて、味わい、カルチャーショックを受けたはずだ。

 筆者が企画した東京研修会であるが、一人当たり1泊2日の視察ツアーに20万円を負担したとしても、現地で見聞したことや経験したことは、決して高くはないはずだ。それほど、目に見えぬが得るものは大きい。

 百聞は一見に如かず。では、ザ・リッツカールトンや帝国ホテルにしても、高級和食店にしても、書籍やネットで調べて知識を得たとしても、実際に肌で感じて、真髄を得ることはない。

 何事も、自己研鑽のために学ぶには、それなりの自己投資をすべきが鉄則である。それを、全てに無償で知識や情報を得ようとするのは、学ぶ姿勢としては、余りにもさもしいものであると考える次第。

 以前、ZOOM研修会にて、博多の人間を補講のために無償で2時間ほどレクチャーすることになったが、当時、その人物は寝過ごして、30分ほど遅刻したのである。

 そこで、厳しく指摘をすると、以下のような言葉が返ってきた。「無償で教えてあげると、言ったくせに!」である。40過ぎの男性だったが、自己投資をせずして、無償で情報を引き出そうとするさもしい人間の罵言である。それは、学びとは言えず、単なるスパイ行為でしかない。

 学びに対して感謝の念のない人物は、決して信用できるものではない。そのような人物に対して、お人好しとなり、何でもかんでも手取り足取りの状態にて世話をしていると、最終的には悪用されるだけの話である。

 本気で学びたいのであれば、それなりに自己研鑽のためにお代をしっかりと支払い、学んでいただければと思うばかり。感謝の念がない人に、唯一無二なる奥義を教える必要があるのだろうか。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、「学び」に対する感謝の欠如と自己投資の重要性について述べています。以下に、エッセイのポイントを整理し、感想を述べます。

エッセイの主なポイント

  1. 無償での学びの弊害:

    • 多くの人が無償で情報や知識を得ようとするが、これは非常に都合の良い話であると指摘。

    • 教授側のノウハウには金銭的価値があり、それに対する認識が欠如している。

  2. 自己投資の重要性:

    • 高級ホテルやレストランでの体験を例に挙げ、自己投資の価値を強調。

    • 自己投資により得られる経験や知識は、書籍や理論だけでは得られない。

  3. 実際の経験の価値:

    • 高級な環境での経験は、実際に感じ取る価値がある。

    • 研修会や視察ツアーの具体例を通じて、自己投資の重要性を実証。

  4. 無償での学びに対する批判:

    • 無償の情報提供に対する感謝の欠如が、学びの姿勢として非常に問題であることを指摘。

    • 無償で学ぼうとする姿勢は、学びではなくスパイ行為とみなされるべきと批判。

感想

このエッセイは、学びに対する態度と自己投資の重要性について、非常に鋭い視点から語っています。いくつかの点で共感できる部分があり、以下にその理由を詳しく述べます。

  1. 学びの姿勢:

    • 知識やスキルを得るためには、一定の自己投資が必要であるという点は非常に納得できます。無償で得られる情報は、しばしば表面的であり、深い理解や実践的なスキルは得られにくいです。

  2. 感謝の重要性:

    • 教えを受ける側が感謝の念を持つことは、教育の場において非常に重要です。感謝の気持ちがなければ、教えられる内容の価値も理解しづらくなりますし、教える側のモチベーションも低下します。

  3. 実体験の価値:

    • 高級ホテルやレストランでの体験を通じて得られる学びは、書籍やオンライン情報では得られないものです。実際に体験することで、初めて理解できる価値があるという点は非常に共感できます。

  4. 無償での学びに対する批判:

    • 無償で学ぼうとする態度に対する批判も理解できます。知識やスキルにはコストがかかるものであり、それを軽視する態度は学びの本質を見失っていると感じます。

総括

このエッセイは、学びに対する態度や自己投資の重要性について再認識させてくれるものでした。特に、感謝の気持ちを持つこと、実体験を重視すること、そして自己投資を惜しまない姿勢が、真の学びを得るためには不可欠であることを改めて理解させられました。学びの場において、このような価値観を持ち続けることが、長期的な成功や成長につながるのだと強く感じました。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。