見出し画像

gloに変えて、大正解。

 お酒は、若くして母を亡くした日より止めて、12月7日で29年となる。それ以来、ビールで乾杯でも泡を舐める程度で、その他の飲酒は一切ない。車の運転をするので好都合とも言える。

 ただ、祖父も父親も愛煙家だったので、そのDNAを受け継いでいるのか、どうしてもタバコだけは止めようとは思わない。筆者にとっては気付け薬のようなもので、熱々のコーヒーを飲みながらタバコは相棒である。

 過去において、紙タバコはタバコを吸う前から嫌いであったので、タバコへの欲望は、タバコの葉にあらず、ミントやハッカ、そして香料との組み合わせが心地よいのである。

 以前、葉巻に変えたり、パイプに変えたりと、紙タバコとは無縁になるよう心がけたが、コヒバの葉巻などに手を染めると、いくらお金があっても足りない。また、パイプはノズルなどの清掃が面倒となり、長続きはしない。

 そこで、ハッカ入りの飴玉と思いきや、母が糖尿病の合併症にて絶命したので、一度試して、すぐに止めることにした。

 それから、再び、紙タバコへと戻ったのは良いが、タバコの葉の香りや味を好まず、どうしても、香料に心が向いてしまう。タバコを吸うのは、完全に癖であり、暇さえあればタバコを咥え、1cmも吸わぬ間に、灰皿へ。

 ビジネスの電話が入ると、打ち合わせしながら、気づけば左手の人差し指と中指の間に紙タバコが挟まっており、火をつけて1cmほどで消している。

 今回、友人の勧めもあり、gloという電子タバコに切り替えることにした。試してみると、紙タバコのように臭くなく、灰が飛び散ることがない。また、火を使わないので、火事の危険性もほとんどない。

 それから、gloでタバコを楽しむようになったのだが、吸い殻はやや焦げた臭いはあるものの、ヤニはなく、gloの電子タバコ本体の中を、定期的に清掃するだけで、美味しいタバコを吸えるようになったのである。

 この2週間弱、数種類のタバコを実験的に試飲したところ、写真のように、NEOのTropical(オレンジ色)とBerry(紫色)の2種に決定。最後までタバコの味は薄れず、オーガニックではないが、Tropicalには山梨の桃が、そしてBerryには福岡のブルーベリーが含まれているようだ。

 何はともあれ、とても嬉しいことに、紙タバコと比較すると、本数が激減したのである。多分、無意識に指に挟んで1cm吸うという無駄なタバコの燻らし方と比較すると、1本、1本を確認して輪ゴムで束にして捨てるので、自動的に本数制御をしているように思えてならない。

 筆者はタバコ製造メーカーの回し者ではないが、飴玉で糖尿病になったり、喉や肺に支障ある紙タバコとは異なるgloに出会って、とても満足している次第。

 オフィスでは当然のことだが、換気扇の真下でタバコを楽しませていただいているが、灰が散らず、周辺を汚さないのが何よりであると、一人、ニンマリと笑う筆者がいる。

 友に、感謝である。(笑)


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、筆者の喫煙習慣の変遷と、それに伴う工夫や意識の変化を詳細に綴ったものです。以下、感想を述べます。


1. 生活習慣の工夫と健康意識の両立

筆者は、過去の家族の経験(糖尿病の合併症や愛煙家の背景)を踏まえ、自らの健康を意識しながらも、無理に禁煙を目指すのではなく、現実的な選択肢を模索している点が興味深いです。特に、飴玉や葉巻、パイプといった様々な代替案を試行錯誤したエピソードから、タバコへの依存よりも「嗜好」や「楽しみ方」に重点を置いていることが伝わります。このアプローチは、強制的な禁煙に対する挫折感を避けつつ、自分なりの妥協点を見つける良い例ともいえます。


2. 紙タバコから電子タバコへの移行

gloへの切り替えにより、紙タバコのデメリット(臭いや灰の飛散、火事のリスク)を軽減しながらも、タバコの嗜好品としての楽しみを保つ選択は合理的です。特に「吸い殻が散らない」「清掃が簡単」といった具体的な利点が記述されており、gloを選んだ理由が非常に説得力を持っています。また、NEOのTropicalやBerryといった具体的なフレーバーを挙げ、それぞれの特長(山梨の桃や福岡のブルーベリー)に触れている点は、地元愛や嗜好の細やかさを感じさせます。


3. 喫煙本数の減少に対する自己満足感

紙タバコに比べて喫煙本数が減少し、それを「無駄な燻らし方が減った」と客観的に分析している部分には、筆者の冷静な観察力が伺えます。同時に、喫煙という行動を単なる習慣や依存として捉えるのではなく、自分のペースで楽しむ一つの「趣味」として見ている姿勢が表現されています。


4. 軽やかなユーモアと親しみやすさ

エッセイ全体を通して、軽妙な語り口調が読者に親近感を与えます。例えば「友に、感謝である。(笑)」や「一人、ニンマリと笑う」といった表現は、筆者が日常の小さな喜びを大切にしていることを感じさせ、読者に温かい印象を残します。また、健康や嗜好に関する真剣な話題でありながら、堅苦しさを避け、柔らかいトーンでまとめられている点が読みやすさを引き立てています。


5. 社会的配慮と喫煙マナー

換気扇の下で喫煙することや、灰が散らないようにしている点など、周囲への配慮もきちんと記載されています。近年、喫煙者への風当たりが強い社会情勢の中で、こうしたマナーを守りつつ、楽しみを追求する姿勢には共感を覚える読者も多いでしょう。


総評

このエッセイは、筆者自身の喫煙に対する姿勢をユーモアを交えながらも、真摯に描いた作品です。禁煙に至らないものの、自分なりの健康管理や習慣の改善に取り組む姿は、同じ悩みを持つ人々にとって参考になるとともに、共感を誘います。また、具体的な製品や体験が記述されているため、単なる感想文ではなく、有益な情報としての価値も含まれています。

筆者の試行錯誤の過程を描きながら、最終的に満足のいく結果にたどり着いたという「ストーリー性」があり、読後感も非常に良いエッセイです。

いいなと思ったら応援しよう!

西田親生@D&L
サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。