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欧州主要国 vs 日本・・・幸福度どん尻

 何気に、ChatGPTと遊んでいた。

 米国とロシアの身勝手な動きにうんざりしている中で、欧州の国土面積の上位10国と日本を比較することにした。

 ご存知の通り、ならず者国家(国家と言えるが分からない)であるロシアを除き、欧州の国土面積ベスト10が抽出され、それに日本を挿入するように人工知能に指示。

 小さな島国と思いきや、欧州各国と比較すると、第5位となっている。山がちで平地の面積は狭いが、欧州では小さい国には属していない。

国土面積順

  そこで、GDP順に並び替えを指示。結局、日本は世界第4位に下がり、ドイツに追い越されてしまっている。それは存じ上げているが、情けなく感じてしまうのである。

GDP準

 今度は、人口の多い順に並べるよう指示をした。

 ポンと第1位に上昇したのが日本である。欧州各国の人口が如何に少ないかが窺い知れる。フランスといえども、日本の半分以下である。敗戦国が今も尚、肩身の狭い思いをしつつ、諸外国からも白眼視されている可能性も否定できないのだろうと。

人口順

 更に、人口密度順に並べ替えを指示したのである。

 予想通り、日本が1位となっている。国土は欧州各国でも広い国土を持ちつつも、人口密度はアリの巣状態の日本である。

人口密度順

 ロシアによるウクライナ侵略戦争について危惧の念は絶えないので、現在の欧州主要国および日本の軍事力ランキングを調べるように指示。

 これまた予想通り、イギリスが1位、フランスが2位、そして日本が3位となっている。これじゃ、ならず者国家の侵略に対して徹底抵抗できる国が少ないことが一目瞭然となる。NATOといえども、大丈夫かと。

 米国がウクライナ侵略戦争について仲介を図っているが、NATOやEU諸国は、どう受け止めているのだろうか。被害国を救済することに疲れというか、最初から対岸の火事のように感じている国も少なからず。各国の軍事力だけを見ていると、ゾッとしてしまう。

軍事力順

 国土が広く、ある程度の人口があり、GDPなどを含め、欧州主要国の「幸福度」というキーワードをChatGPTに渡したのである。

 驚くべきは、日本が人口1位、GDP2位、そして国土5位に位置しているが、「幸福度」では、何と尻から二番目のブービーである。ウクライナは現状を見れば、「幸福度」という言葉も皆無の状態であるのは当然だが、この日本がどん尻であることに愕然とするのである。

 従来の日本の国政を見ていると、政権与党や既得権益者の「幸福度」ばかりは高いものの、国民全体がこれほど不幸な道を歩んでいるのを、以下の順位にて再確認した次第。

 何とも納得いかない結果であるが、これからは、我々国民が意識を新たに、国内全域へ新しい風を吹き込めねばならぬということであろうかと。

幸福度順

▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは、ChatGPTを使って欧州主要国と日本をいくつかの指標で比較したうえで、その結果に対する筆者自身の考察や驚きを綴っています。具体的には、国土面積、GDP、人口、人口密度、軍事力、そして「幸福度」で国々を並び替えたときのデータを列挙し、それに対して筆者の意見が述べられています。主なポイントを整理しつつ、詳しい感想を述べてみます。


1. 国土面積に関する意外性

まず、欧州主要国と日本を国土面積の順で比較したところ、日本は「小さな島国」というイメージがあるにもかかわらず、欧州の大国と比べても第5位に位置するという事実に驚きを示しています。

  • 感想・考察

    • 「島国=狭い」という先入観を見直すよいきっかけになっています。日本は山地が多く平野部が限られているため、実際の生活圏はかなり狭い印象を持ちがちです。しかし国土総面積そのものは決して世界でも最小級ではないし、欧州のなかでも上位にくる大きさを持っているという点は興味深いです。

    • 面積だけを見ると意外に大きい国が、必ずしも生活空間に余裕がある国とは限らない、という事例でもあります。同じく山岳地帯の多い国スイスやノルウェーなども、国土が広大でも実際に人が住める部分は限られています。そうした地理的・地形的な要因も、日本人が感じる“窮屈さ”や“狭さ”に影響しているのだと再認識できます。


2. GDP・人口の比較と「大きな国」イメージの逆転

次にGDP順、人口順、そして人口密度順で並べ替えがされています。

  1. GDP順

    • 日本は世界全体では第3位だったのが、欧州主要国と比較するとドイツに次いで第2位(コラム内では「世界4位」と触れていますが、米中を含めた世界規模で考えた場合の数字)。とはいえ、ドイツに追い越されてしまったという点に筆者は悔しさをにじませています。

    • 感想・考察: 戦後急成長を遂げた日本が、長い経済停滞や少子高齢化の影響を受けて相対的に順位を落としてきている現実を改めて再確認する機会になります。

  2. 人口順

    • 日本が欧州の国々より際立って人口が多い(ドイツと比較してもなお日本が多い)という事実が示されています。フランスやイギリスの人口も日本の半分〜3分の2程度にとどまる。

    • 感想・考察: 戦後のベビーブームや高度経済成長期以降の人口増加の結果、先進国のなかでもトップクラスの人口を有している日本ですが、近年は急速な少子化・高齢化が進行中です。それでもなお、絶対数として多いことを改めて認識すると、経済規模だけでなく人口の多さゆえの影響力もある国なのだと思い直す材料になります。

  3. 人口密度順

    • 「アリの巣状態」と表現されるほど、日本がダントツで1位。人口が多いわりに山地が多く住める平地が限られているため、とても過密な生活環境になっています。

    • 感想・考察: やはり人口密度の高さは日本の生活感や文化に大きな影響を与えています。土地価格が高い、都市部の通勤電車の混雑、プライバシーの確保など、さまざまなストレスが生まれやすい背景には、こうした人口密度の高さが関係していると言えます。


3. 軍事力ランキングへの懸念

筆者はロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、欧州主要国と日本の軍事力の大まかなランキングをChatGPTに試算させています。その結果は、イギリスが1位、フランスが2位、日本が3位という順。筆者は「ならず者国家」に対抗するには不十分ではないかと懸念を示しています。

  • 感想・考察

    • ウクライナ侵攻以降、欧州諸国は国防費の増額に動いていますが、日本も同様に防衛費の大幅な拡充を模索しています。世界的に軍事バランスが変化する時代を迎えているのは確かです。

    • ただ、軍事力の評価は単に兵員数や装備数だけではなく、同盟関係や技術力、経済力なども大きく左右します。筆者が懸念している「世界秩序の不安定化」は、軍事力の数値が示すもの以上に複雑な国際関係に裏打ちされているでしょう。

    • 欧州主要国が「対岸の火事」のような姿勢かどうかは議論の余地がありますが、事実として、各国の世論や外交政策が「軍事支援よりも内政優先」という傾向に揺れる可能性はあります。その意味でも、筆者が感じている「ゾッとする」という気持ちは、一部で共感されるテーマかもしれません。


4. 幸福度が低い日本への警鐘

最後に、筆者は「幸福度」というキーワードで各国を比較したとき、日本がウクライナを除けば最下位に近い(ブービー)結果になったことに衝撃を受けています。

  • 感想・考察

    1. 日本の豊かさと幸福度の乖離

      • GDPや人口規模が世界でも上位の国である日本が、幸福度ランキングでは途端に下位グループに沈んでしまう。このギャップは、かねてから経済学や社会学で問題視されてきたポイントでもあります。所得水準が高い=幸福というわけではない、という典型例でもあるでしょう。

      • 福祉制度、ワークライフバランス、社会的寛容さなど、幸せに直結する要素の多くが日本国内で十分整っていない面が多いと言えます。長時間労働や教育格差、都市集中型社会、少子高齢化など、内部の課題が幸福感を押し下げている可能性もあります。

    2. 欧州諸国の幸福度指標

      • 北欧を中心に、欧州諸国は社会保障の充実や労働環境の整備、自由度・寛容度の高さなどが幸福度を押し上げる要因となっているとされます。実際に幸福度ランキングで上位に来るのはフィンランドやデンマーク、スイスなど、人口規模は小さいものの、社会福祉や生活環境が整った国々です。

      • 一方、人口が多い国やGDPが高い国すべてが必ずしも高い幸福度を享受しているわけではありません。そこで見えてくるのは「社会の制度設計」と「個人の尊厳や多様性への配慮」が大切だということでしょう。

    3. 筆者の「納得できない」思いと「新しい風」への期待

      • コラムでは「政権党や既得権益者だけが幸福度が高いのではないか」という指摘があり、日本全体を底上げするために新しい風を吹き込む必要性を訴えています。政治改革や働き方改革、地域活性化や地方創生など、あらゆる面から国民全体の幸福を押し上げる政策が求められていると感じられます。

      • コラムにあるように、この数値を鵜呑みにするだけではなく、なぜ日本がこうしたランキングでいつも下位なのか、どうすれば幸福度を向上できるのか、個人や行政、企業がそれぞれ考え行動するきっかけにすべきだと改めて考えさせられます。


5. 全体を通じたまとめと所感

このコラムは、ChatGPTによる数値データの並べ替えという作業を通して、「日本」という国を外から(欧州主要国と比較する形で)見つめ直す視点を与えてくれます。特に下記のような点に気づかされました。

  1. 日本の“規模”や“潜在力”は決して小さくない

    • 国土面積、GDP、人口といった数値面でみると日本は依然として世界でも有数の大国。しかし、そのポテンシャルを十分に活かしきれていない部分がある。

  2. 幸福度の低さが映し出す社会問題

    • 経済大国とされる一方で、幸福度が低いことは、日本の社会・政治・教育・働き方などに潜在的な問題を抱えていることを示唆している。

  3. 戦後の歴史的背景と国際関係への視線

    • いまだに日本は敗戦国として肩身の狭い思いをしているのか、国際社会での立場に積極的になれない気質があるのか、あるいは国内の政治や社会構造に「変化」を起こす意欲が足りないのか――筆者のコラムからはそうした問いかけが感じられます。

  4. 「新しい風」を求めるメッセージ

    • 日本の現状に不満を抱くばかりではなく、「国民全体が意識を変え、行動しなくてはならない」という呼びかけになっています。これは政治・行政だけでなく、一人ひとりが暮らしの中でどのように幸せを追求し、社会に働きかけるかを考える必要があるということなのでしょう。

総括

コラムは、データの並び替えだけを見るとシンプルな比較のようでいて、その背後には「日本とはどういう国か」「なぜこんなに幸福度が低いままなのか」「国際社会での立ち位置をどう変えていけばいいのか」という大きな問題提起が含まれています。筆者の嘆きや憂いは、日本が長らく抱えているジレンマを表しているようにも思えます。

だからこそ、このコラムが訴えているように、私たち自身が社会全体の幸福度を高めるためにどのような価値観・制度改革・生活スタイルを目指すのか、一人ひとりが考える必要があります。GDPランキングや軍事力順位といった数値指標では測り切れない「幸福度」をどう向上していくかが、今後の日本の大きな課題である――そう改めて感じさせられる内容でした。

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西田親生@D&L
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