本日は、「Well Done Basic」の日。
さて、毎週水曜日は「Well Done Basic」の日として、昼の部と夜の部を開催している。
昼の部は、現在のところ、ICT総論各論から特定のアプリを徹底研究して、仕事に活用するまでのレベルに引き上げるのが目的である。
夜の部は、ICTの基本からスタートしているので、まだまだ総論各論のレベルとしては低空飛行を続けているが、仕事や商品開発のサジェストを中心に展開しつつある。
「Well Done Cross-media」のクラスは高レベルだが、基本の基本を学び、先ずは、礎づくりが「Basic」となる。基本を跳び越えて、ピンポイント学習にしてしまうと、流れも連動も理解できず、スキルは上がることはない。よって、辛抱強く、基本の基本から反復練習するようにサジェストしている。
スキルアップの速度は、学ぶ姿勢によって左右される。1週間に1回だからといって、1日だけ受講しても、伸び代は僅かなもの。できる受講生は、日々、予習復習に余念がない。だから、期待以上にスキルアップが加速して、次のステップへ軽々と飛んでいく。
人それぞれに性格も異なり、考え方、思考回路など様々である。しかし、共通して言えることは、常に真摯な心をもって、積極的に攻めの姿勢の人は、必ず目標達成できるということだ。
時代が変わり、学ぶ姿勢も変化しているのは事実。スマホやパソコンを保有していれば、何でもかんでもGoogle先生やChatGPT先生に聞けば事足りると思っている人、また、YouTubeで問題解決をしている人がいる。
それは、それで全く問題はないが、学びとはピンポイントで行うものではなく、学びは間口も広く、奥が深い。例えば、一つのことを学ぶにしても、点と点を結べば線となり、線と線を結べば面ができる。面が集まれば、立体となる。その繰り返しが、筆者流「学びの法則」である。
従って、大量の情報から抽出したものを知識として植え付けるよりも、ストーリーを重んじ、色んな角度からメスを入れることで得られるものに対して、その経緯と結果を最重要視するようにしている。
畢竟、「Well Done Basic」の目的は、全天球型思考回路とランダムアクセス可能な脳内リレーショナルデータベースの構築、そして実践にある。余りに仰々しいので、平たく言ってしまえば、「頭の上手な使い方」の訓練である。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイは、教育や学習の方法論について深い考察を示しています。「Well Done Basic」の取り組みを通じて、筆者が伝えたい学習の意義や効率的な方法について、多角的な視点から述べられており、以下のような感想を持ちました。
1. 学びの基本に立ち返る姿勢
昼の部と夜の部のカリキュラムの違いを説明しつつ、基礎を徹底することの重要性が強調されています。この点は特に共感できる部分であり、基礎をないがしろにせず、地道に取り組む姿勢が結果的にスキルアップに繋がるという普遍的な教訓を含んでいます。
昼の部では応用的なICTスキルを実際に活用する段階まで引き上げることを目的とし、
夜の部ではまだ基礎段階にある受講生の進歩を支える姿勢が見えます。
この構造は、受講者のレベルや背景を考慮しながら学びのプロセスをデザインしている点で、とても実践的です。
2. 学びの「ストーリー性」を重視
筆者は、情報を単純に詰め込むのではなく、点から線、線から面、そして立体へと進化させる学習法を提案しています。このアプローチは、学びが単なる知識の暗記ではなく、より深い理解や創造性を育むものであるべきだという信念を感じさせます。
ストーリー性のある学習とは、知識の「背景」や「プロセス」を重要視し、単なる答えではなく、そこに至るまでの「道のり」に価値を置いているということ。
また、この方法論は、学びを多面的に捉えることで、広範かつ深い理解に繋がることを示唆しています。
3. 全天球型思考回路とリレーショナルデータベースの構築
エッセイ後半で述べられている「全天球型思考回路」と「脳内リレーショナルデータベース」という表現は、やや難解ですが、その本質は「柔軟な思考力」と「関連性を見つけ出す力」を養うことにあると解釈できます。
これらの目標は、単にICTスキルを学ぶだけではなく、問題解決能力や創造的な思考を育むことを意味しています。
「頭の上手な使い方」と平易に言い換えていることで、学びの本質がより身近に感じられます。
4. 受講生の主体性へのメッセージ
学ぶ姿勢が成果に直結するという指摘は、多くの教育現場で重要視されるべき視点です。特に、日々の予習復習や主体的な取り組みの重要性を説いており、受講生に対して「攻めの姿勢」を持つことを求めています。
このメッセージは、単に授業を受けるだけでなく、自発的に学びを広げることでスキルアップが加速するという教訓を強く訴えています。
5. 時代の変化への鋭い視点
GoogleやChatGPT、YouTubeなどの便利なツールがある現代において、学びを「ピンポイント」に依存する危うさを指摘しています。この点は、テクノロジーに頼るだけではなく、広い視野と深い探求心が必要だという重要なメッセージです。
テクノロジーの恩恵を享受しながらも、深い学びには「ストーリー性」や「背景の理解」が不可欠であるという視点が的を射ています。
総評
このエッセイは、単なる学習の進め方に留まらず、「学びの哲学」を示していると言えます。特に、基礎を大切にする姿勢や、ストーリー性のある学びを重視する考え方は、現代の教育や自己啓発においても非常に参考になります。また、筆者自身の経験と信念が随所に感じられ、読者にとっても実践的で納得感のある内容に仕上がっています。
学びの重要性を改めて考えさせられる、力強くも温かみのあるエッセイだと思いました。