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西田親生の人間学

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理不尽な世の中で、人として歩むべき道を探るエッセイ集です。
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記事一覧

価値なき公式サイトに気付かぬ経営者

 商用インターネットが日本に上陸したのは、1994年の秋である。それから既に30年の歳月が流れた。  筆者がネット事業を開始したのは、翌年の1995年8月22日であり、日々変化し、日々進化を遂げるインターネットと格闘しながら、現在に至っている。  最近、熊本県の或る地方にあるホテルや旅館の公式サイトをいくつかピックアップして検証したが、率直に言って、改善が必要な公式サイトが非常に多いことに驚かされた。  スマートフォンの時代にもかかわらず、レスポンシブデザインが導入され

お尻に鳥餅がついた人・・・

 強力な粘着性の鳥餅がお尻についたら、どうなるか?  一度、椅子に腰掛けたり、座布団の上で正座していると、前者は椅子をつけたまま歩かねばならず、後者は二度と立ち上がれず、ダルマさんが転んだままの状態となる。  俗に、「あの人は口先だけで、尻が重くて、動かないなあ!」と皆が苦情を伝えても、尻が1mmも動かぬ人がいるのだから、驚いてしまう。  片方10kgほどある鉄下駄でも履いているのか。本当に鳥餅が脳内に付着しているのか、スパイダーマンの蜘蛛の糸が絡んでしまい動けないのか

県外プロジェクトが、急加速。

 現在、県外のプロジェクトの相談を受けて動きつつあるが、東京以西をターゲットとしたものではあるものの、新たな商品開発も想定内にて、多岐に亘るリサーチが必要になってきた。  筆者の役割はコンサル業務であるが、そこには文字化するものも多く、更にはイメージ戦略なりを含めて、クリエイティブな領域においても動くことになる。  いやはや、毎日、筆者の脳みその中は嵐のように強烈な風が吹いており、日頃から散らかった脳が更に散らかった状態にて、その疲弊が原因なのか、腹の虫が鳴き止まぬ状態が

クールなプレゼン能力を養う・・・

 プロジェクターやタブレットなどで、クールなプレゼンを行うのに必要なことは、「圧倒的に美しく魅力ある企画書づくり」のノウハウを身につけることである。  スティーブ・ジョブズの思想の根底にもある、タイポグラフィー。文字の体裁とレイアウト、すきっとした構図などなど、一瞬にして、プレゼン相手へ強烈なインパクトを与えるための基本である。  いろんな企業から提示される横長A4の提案書で、驚くほどにクールなものは皆無に等しい。ほとんどWindows系のワードやパワーポイントで作ったも

仕事は、人を選べ。

 他者と共同事業を進める場合、重要なことは、人を選べということだ。  どんなに画期的なプロジェクトであるとしても、共同事業の人選に失敗すると、そのプロジェクトは空砲を撃つばかりで、水の泡となる。  特に、自分オリジナルのプロジェクトであれば尚更のこと。下手をすると、水面下にて、プロジェクトを悪用される可能性も高い。  結果的に、自分オリジナルのプロジェクトのイメージダウンに繋がり、チームといえども、全く異なるベクトルにてチグハグに動くのだ。  仕事の質向上は重要である

肉声による情報共有の重要性

 ネット社会となり、更にはSNS時代の到来で、人と人とのコミュニケーションは文字化され、絵文字化され、それが意思伝達のメジャーな手法となっている。  一昨日、昨日と、久しぶりに長電話で語り合ったのだが、肉声による電話の重要性を再認識したのである。  肉声は相手の言葉の抑揚が心地良く、感情の波動が伝わってくる。しかし、文字化、絵文字化されたものだけでは、或る程度は感情が伝わるが、深度が浅く、誤解を招く可能性は否めない。  本日も、最初はメッセージ交換であったが、先方から、

「死に物狂い」と無縁な地域振興事業

 本日、熊本県内の或る旅館やホテル公式サイトについて、検証することにした。ZOOMによるレクチャーなので、共通画面を見ながら、じっくりと検証することに・・・。  はっきり申し上げて、公式サイトのコンセプトが何なのか理解に苦しむものが多い。プランと書いてあるが、タイトルとタイトル画像がチグハグであり、何を強調したいのか、何を伝えたいのかが見えてこない。  無償サイトを使っているのか、なんちゃってコンテンツプロバイダに頼んでいるのか分からないが、辛辣な言い方をさせて貰えば、デ

年配者の不思議ちゃん

 2年も3年も、グズグズ、ノロノロするばかりで、不義理にも、初手から皆で決めたことに向き合わぬ年配者がいるのだろうか?全てに形から入るのは構わないが、物をを手にすれば、それで安心するという不思議ちゃん。泣きじゃくる5歳児が、百貨店でオモチャを買ってもらって泣き止む。その繰り返しのような年配者である。  その挙動については、逆立ちしても理解できない。オオカミ少年なのか、他者を愚弄するのが趣味なのか、己の歪み切った思考回路が理解できないところが、痛すぎる。本人は真っ当だと思って

或るプロジェクトに一日中集中して、ルーチンワークを忘れる。

 昨日は、一日中、日本全国白地図を見ながら、今回のプロジェクトに関係する人物がどの地域で、現在何をしているのかを、チェックしていた。目的は、新プロジェクトに対する協力者を選定することだが、久しぶりに顔を思い出すと、直接電話やメールをしたくもなる。  ネットで調べると、十数年前に取材したフレンチ料理長が、今では、五つ星ホテルの総料理長に就任している。また、某ホテルレストラン料理長だった人物がネット上で探せなくなっている。とても寂しい気持ちになるが、「時」は容赦せず、人に老いを

不正しまくり某会長の顛末・・・

 十数年前のことだが、某協会の顧問をしていた頃の話。某会長と協賛社との癒着と協会費使途不明金を追及したことがあった。  電話で話し合う中で、その旨を告げた途端に、その会長は激昂し、不正を認めることもなく、ガチャンと電話を切られてしまった。  翌日、ある役員一人から、臨時役員会議招集のメールが来て、筆者を某協会から追い出しにかかるという。どうでもいい話だが、ご苦労さまである。  筆者もボランティアにて、年間を通じて相当額の出張費を自腹で払い、全国各地を取材して回ったていた

秋の気配がするようで、なさそうな・・・

 この時期となれば、そろそろコスモスが咲き始め、秋バラに移り、そして紅葉が山一面を覆い尽くす季節になるのだが、近頃は、台風ばかりが近づいては離れ、離れては近づく。  日本の四季はどこへ行ったのだろうか。温暖化による気候変動が続き、春と秋がすこぶる短くなってしまった感がある。  秋は行楽シーズンであり、美味しいものがどんどん飛び出してくる。先日、熊本県北部の山里へ足を運ぶと、栗の木が生き生きと実をつけていた。  先ほど、プレゼンツールを使って、これまでの経緯をまとめていた

久しぶりにコンサル契約書をチェック!

 筆者の本業はICTばかりではなく、「ホテル文化と食文化」の範疇では、ホテルの社員教育やその他企業の意識改革などもコンサル業務の範疇に含まれている。  よって、本日、これまで契約を締結したところで、契約満了となったものを片付けながら、過去の契約書自体がどの程度のものなのかを再検証することにした。  時代が変われば、契約書の記述内容も変わってくる。新たなコンサル契約となれば、従来の各条文の中に捕捉説明が必要になってくる。  新聞社に入社した当時の先輩の言葉を思い出す。それ

noteのアクティビティが激減???

 最近気になることは、noterの訪問数が激減しつつある。原因は分からないが、これまでとは異なる流れを肌で感じるのである。  一つは、筆者のエッセイやコラムが魅力ないのは理解しているけれども、全体的に、noterの動きが以前のように活発でないように思えてならない。  日々、立ち寄っていただくnoterは、常連さんと言っても良いほど落ち着き、ほとんどのnoterの名前を覚えるほどに、毎日のように筆者のエッセイなりコラムを読んでいただいている。しかし、全体アクティビティが激減

後を絶たない著作権侵害事件

 起業して嫌な思いをしたのは何かと問われれば、『著作権侵害』の被害者になったことである。これまでに十数回の被害履歴があり、自慢にもならなず、現在でも熊本県内で四件、滋賀県栗東市で一件が未解決のままだ。  1995年を境に、ネット事業を本業としてきたものの、筆者の写真や記事内容が無断使用され盗作本としてAmazonで有料販売されたり、YouTubeの動画を全く知らぬサイトにアップされたり、あちこちで勝手に無断使用されていた。  ネット事業が本業であり、情報発信量も多いので、