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16時37分。この日最後から2番目のバスは私ひとりを乗せて、ブザーの合図で停留所にゆっくりと…
「みよこ、これ、たかしくんのおばあちゃんのところにとどけてきて」 学こうからかえって、え…
石段を駆けあがることが 日課になった朝。 小走りして跳ねるのにあわせて、鞄の鈴がリンと響く…
行く宛のない子猫を掌で包むような 君の片恋。
おはよう。 雨上がりの朝。旅の窓から外の景色を眺めています。 小さな山の連なる合間を、短…
迷い込んだこの路で 大地のやわらかさを私は思い出した 靴を脱ぎ捨て 直接触れていたくなる大…