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心の大黒柱

占星術では、太陽は父親を表し、月が母親を表します。

明治、昭和、平成の時代、もっとずっと前から、父親が外に出て働く=自己実現ということで、父親は太陽と呼ばれていたのでしょう。

その稼ぎ頭としての大黒柱をサポートしていた母親が、奥ゆかしいとして表現されたのでしょう。

しかし、本当に父は太陽だったのでしょうか。

太陽の本当の意味は心の大黒柱なのです。心の大黒柱である太陽が不在の家庭が多かったのではないでしょうか。

父は仕事で辛い思いをしてストレスを溜めて帰ってくる、そして母は父を労ることに専念しなければならず、自分の本当にやりたいこともできないので不満がある。

だから子供はそんな両親を見てやりたいことを我慢する…

そんな状況が、
親子何代にもわたる我慢の時代が
受け継がれてきた家系が多いように思います。

すべての家庭がそうとは限りませんが、
多くの家庭は何百年にもわたって心の大黒柱がずっと不在だったのでは、というのが私の仮説。

やりたいことをやって、自分を満足させる。
誰にも依存しないで、自分で自分の機嫌を取る。

母の本当の役割は太陽なんです。
古代の占星術で言われた通りの、月なんかじゃダメです。

そんな暗い顔してないで楽しくいこう!
他と比較しても仕方ないじゃない?
大丈夫、大丈夫、みんな私に任せなさい、
なんの根拠もないけど、大丈夫!

お父さんでも、お母さんでも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでも。
そんな風に言ってくれる心の大黒柱が一人でもいたら自信が持てた家庭もあるのではないでしょうか。

本当は社会的に立派じゃなくても、なんの実績もなくても、優しさと、覚悟さえあれば誰にでもできることです。

私も誰かそんな人が現れるのをずっとずっと待っていました。

でも、結局現れなかった。

ならば自分がなればいいんです。

太陽のような人になる。
それで長い歴史の負の連鎖が立ちきれると分かれば、行動するのみ、です。


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