酒徒の履歴書⑩ - 意外な天啓!駐京辨から中国各地の農村へ!
二年間、北京と上海で中華三昧の日々を送った僕。その間に、中華料理への理解や情熱が一気に深まった出来事や出会いがありました。
飛翔篇2(二十代後半)
2006年4月。北京留学を始めて2か月が経ったころ、僕と連れは共通の友人と食事をした。その友人は北京在住で、僕らの食へ掛ける情熱を知って言ったのだった。
「そういえば、北京には各省の駐京辨(北京駐在事務所)があって、その省の料理を出すレストランが併設されてるんだって。各省出身のお偉いさんが出る宴席もやるから、現地と同水準の料理が食べられるらしいよ」
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