酒徒家の食卓 - 2020年10月後半
我が家の日々の食卓の記録です。中華以外の料理も最後に載せてます。僕自身が翌年に見返して、「ああ、今年もこれを作ろう」と思うためのものだったりもしますので。
今期はよく料理をしてますな。千葉の旧友から幻の枝豆・小糸在来が届いたり、岩手の食友からピカピカの秋刀魚が届いたりで、嬉しい悲鳴を上げながら料理をしていました。トップ写真は、小糸在来で作った毛豆炒肉末（枝豆と豚ひき肉の炒め物）です。
中華料理
■今月の菜単■
水餃 猪肉芹菜（水餃子、豚肉と中国セロリ餡）
腊肉焼南瓜（中華ベーコンとカボチャの炒め煮）
毛豆炒肉末（枝豆と豚ひき肉の炒め物）
空心菜炒肉絲（空心菜と細切り豚肉炒め）
五香毛豆（枝豆の五香風味）
油潑苦蕎麺（ダッタン刀削麺の油そば）
芋頭糕（タロイモ餅）
漬菜粉（酸菜と春雨の炒めもの）
蒜蓉炒茼蒿（春菊のニンニク炒め）
遼寧省出身の知人からご母堂手作りの水餃子をお裾分けしてもらった。もっちりと厚みのある皮といい、肉汁たっぷりで澄んだ味わいの餡といい、なんとも素晴らしい出来栄え。こんなに旨い水餃子は久々！一家三人大興奮で、この量も瞬殺だった。本当に旨い中華は店ではなく家庭にあるんだよなあ。 pic.twitter.com/sA2BmkjKjS
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
餡は猪肉芹菜（豚肉と中国セロリ）。知人宅では常にこれ一択らしい。芹菜の香りが良くて箸が進むー！ pic.twitter.com/sR5QxwtDCu
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
父の畑から届いた南瓜と広東人の知人からもらった腊肉を合わせて、腊肉焼南瓜（中華ベーコンとカボチャの炒め煮）。腊肉の脂をじっくり出したところに南瓜を炒めるだけで味付けすらしないんだけど、腊肉の塩気と旨味が南瓜の甘味と合わさって、実においしい。 pic.twitter.com/yIPbJr41La
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
小糸在来で我ながら恐ろしいものを作ってしまった。毛豆炒肉末（枝豆と豚ひき肉の炒め物）。下味を付けた豚ひき肉を炒め、生のまま剥いた枝豆を炒め合わせるだけだが、レンゲでガバリとやれば、口の中で小気味良い食感と豊かな旨味が爆発！ビールもレンゲも止まらなくなる！ pic.twitter.com/PbfmdbOgwI
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
これをご飯にのせるとまたヤバいんですわ。甘じょっぱい豚ひき肉が枝豆とご飯を結びつけ、いくらでも食べてしまいそうな満腹必至の爆弾と化すのだ。食後、本当にしばらく動けなくなった（笑） pic.twitter.com/m5GXhvi1rJ
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
夕食もお手軽中華。父の畑からどっさり届いた空心菜と冷蔵庫の余り肉を細切りにして炒めた空心菜炒肉絲。大蒜と醤油を効かせたご飯がススムくん。空心菜だけで炒めるのも旨いけど、わずかな肉が入るだけで、仕上がりにコクが出て、おかず感が高まる。 pic.twitter.com/zdElrNNjz5
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
甕から紹興酒を注いでのんびりつまむのは、昼に仕込んでおいた五香毛豆（枝豆の五香風味）。様々な香辛料の香りが染みた枝豆は、紹興酒とベストマッチ。そして、冷ますと甘味が増す小糸在来の魅力が完璧に発揮される料理でもある。ひと口ごとに、弾ける食感と広がる甘味を楽しむ。 pic.twitter.com/xe13Oda4I9
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 25, 2020
苦蕎粉（ダッタン蕎麦粉）の刀削麺を後輩からもらったので、油潑麺に。茹でた麺に醤油＆黒酢タレ。刻んだ大蒜と葱とたっぷりの辣椒粉を散らしたら熱々の油をジュワッ！一気に立ち昇る香りがもうご馳走。底からよく混ぜてガバリとやれば、食欲中枢を刺激されまくって箸が止まらなくなる。会心の出来！ pic.twitter.com/8uTvWopOhY
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 26, 2020
広東人の友人から自家製の芋頭糕をもらった！里芋を干した肉、貝柱、海老などと共に米の粉でまとめて蒸したもので、大根餅のように両面をこんがり焼いて頂く。香ばしさの奥から様々な旨味が広がってきて実に旨い。塩気を控えた優しい味付けが見事！ pic.twitter.com/H8gcWGQz5E
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 31, 2020
味坊集団の梁老板に酸菜（白菜の漬物）を頂いたので、東北料理の定番・漬菜粉！豚バラ肉と酸菜と春雨を醤油で炒め煮にしてとろみをつけたもので、春雨にからまった酸菜ごとズビビとやると、旨味やら酸味やらが口の中で弾けて止まらなくなる。山盛りで作っても気付けば完食。発酵の旨味、恐るべし！ pic.twitter.com/ACNDjMHPZ7
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 31, 2020
九州のおかんから春菊が届いたので、蒜蓉炒茼蒿（春菊のニンニク炒め）。コツはニンニクを躊躇なくたっぷり使うこと。春菊のほろ苦さとよく合うのだ。これから冬の間中、何度も作る定番。 pic.twitter.com/zpQTSIO8Om
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 31, 2020
中華料理以外
幻の枝豆・小糸在来、本日到着！千葉は君津の在来種で、香り高さと味の濃さは一度知ると病み付き必至。収穫期は十月半ばの二週間だけなので、2.5kgの大人買い！このズッシリ感が嬉しい。これからしばらく枝豆三昧だ♫ pic.twitter.com/Mnnfi4qsHo
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 19, 2020
小糸在来を初めて食べる人に試して欲しいのが、茹でたてと冷ましたやつの食べ比べ。茹でたても実に香り高く美味しいのだが、冷ましたやつの、一瞬「別に普通じゃね？」と思わせてからの旨味の膨らみが凄いのだ。枝豆を山、片口の酒を湖に見立てて、さあいただきます。大地の恵みを存分に味わう。 pic.twitter.com/XJJCyRE18t
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 19, 2020
衣かつぎ。だが、ただの里芋ではない。岩手の食友からもらった二子の在来種・ずぼ芋。超絶ねっとりしていて、甘くて、皮がずぼっと取れて（名前の由来）、まるで衣かつぎになるために生まれたかのような里芋なのだ。蒸して塩をちょいと振ったのをねっちょり楽しんで、酒。良い食材は調理が楽だ。 pic.twitter.com/xUaYW1zr8y
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 19, 2020
今日は久々に休肝日にするかと思っていたところに岩手の食友からピチピチの秋刀魚が12尾も到着！しかも、口の先は黄色で身は銀色に光り輝き、どう見ても新鮮なやつ！えへ、予定とは儚いものですね…と、速攻七輪の準備にかかった僕なのだった。 pic.twitter.com/SBOPJkK2p6
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 26, 2020
暗闇の中、七輪で秋刀魚を焼く。炭の香りや脂が落ちて跳ねる煙の音が食欲をそそる。焼いてるうちから酒が旨い。で、焼き上がったらあとは無我夢中。炭で焼いた秋刀魚は格別だ、ああ秋だなあ…感慨にふける一方、我が子が大人になる頃、この魚はまだ食卓にのぼるのだろうか…などと考えた。 pic.twitter.com/JIxrSlVPFz
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 26, 2020
毎年この時期、秋刀魚も焼ける細長い七輪を買っておいてよかったなと思う。七輪をこれから買う人は、是非長方形を！（笑） pic.twitter.com/AhORYoJBEn
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 26, 2020
新鮮な秋刀魚を入手したら毎年必ず作るサンマ飯。浸水した米に醤油と酒を加え、千六本に切った人参と三枚におろして細切りにした秋刀魚を加えて炊くだけ。材料も味付けも最小限だが、それだからこそ新鮮な秋刀魚の実力が十分に活きる。人参の甘味がいぶし銀の助演賞。控えめに言って最強。 pic.twitter.com/aQrFnrlxM3
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 26, 2020
尚、その人が酒飲みかどうか判断する基準は酒飲みならば誰しもいくつか持っていると思うが、このサンマ飯を酒なしで食べられる人は酒飲みではないと僕は思ってる。でも、酒飲み以外が食べても旨いことには変わりがない。４歳我が子も夢中でガツガツ！ pic.twitter.com/S1HxMasKKr
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 26, 2020
全くSNS映えはしないが酒飲み殺しの最凶サンマ料理がサンマのワタ漬けだ。サンマの肝を包丁で叩いて味噌・醤油・酒と合わせたタレをサンマに満遍なく塗って冷蔵庫で数日寝かせ、流水で洗って水気を拭いてから弱火で焼く。ワタの旨味が染みたサンマは味も香りも格別で、一切れ一合はデフォ。 pic.twitter.com/ZiWt1BeLW2
— 酒徒（しゅと） (@shutozennin) October 31, 2020
＜2020年10月＞
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