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【無料公開】香港&マカオで食べた① - 勝手知ったる土地で食い倒れ。

今日から、香港&マカオ旅行記(7泊8日)を始めます!7月初旬に家族3人で食い倒れの旅へ出かけた顛末記です。

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今年の夏休みこそは中国へ行きたいと思っていたが、期待していたビザなし渡航は復活せず、方針転換を迫られた。トランジットビザ免除手続きを利用すれば、最大144時間は中国に滞在できると知ってはいたけど、子連れ旅行でトランジットを前提にするのも面倒くさいなあと思ってしまったのだ。

でも、せめて中華圏へ…と考えた時、連れと僕の頭に浮かんだのは、香港とマカオだ。かつて何度も通ったところなので全く新味はないけれど、再訪したいレストランならたくさんある。それに、新たな店調査がほぼ不要だという点は、毎回旅行前に事前調査で疲れ果てる僕にとっては、魅力的だった。

一方、8歳の我が子にとっては、初めての香港。マカオは幼少時に2度行っているもののほとんど記憶はないようで、「どっちも行きたい行きたい!」と大いに乗り気。これで決まった。

旅の目的は、シンプルだ。香港では「飲茶と広東料理」、マカオでは「ポルトガル料理」お気に入りの店でお気に入りの料理を食べまくる。あとは、中国茶や乾物を少しは仕入れる。これだけだ。

真夏の香港・マカオで長時間外を歩き回るのは地獄でしかないので、観光は食事の間の腹ごなしに無理のない範囲で。僕も連れも今さら見たいところなどあまりないが、初めての我が子を連れて行くなら、多少はやる気が出る。

どちらも最後に行ったのは6年前。あれから現地の物価も為替も大きく変わったので、何を食べても高く感じるんだろうなあという不安はあったが、これにはひとつ対策が。手続き不備で使えない状態になっているHSBC口座があるので、それを現地で復活させて香港ドルを手に入れるのだ。

「今の為替で日本円換算するのは止めて、香港ドルだけで考えよう」
「それでも物価が高くなってて驚きそうだけどね」

根っからの貧乏性である僕らは、そんなことを言いながら出発日を迎えた。

ということで、朝七時の羽田空港。国際線のフードコートではどう見てもフツーのラーメンやうどんが1500円とか2000円とかしてて、値段を二度見してしまった。これがインバウンドの影響というやつか……出国前から日本円の弱さを実感させられるとは……。ボヤキながら散々歩き回り、ようやく890円のスーパードライを見つけて、出発の乾杯。

酒徒の朝ごはん

今回のフライトはANA。出張だと数時間のフライトでは機内食を食べないことにしているが、旅行なら酒が飲めるのでつまみが欲しい。そこで、今回は宗教食を事前予約しておいた(→特別機内食の案内)。

行きはイスラム教対応、帰りはユダヤ教対応。通常メニューの和食や洋食と違って、ファミレス的な旨味ブーストをしてないところがポイント。果てしなく微妙な牛丼やハンバーグより、ワインが進む。

イスラム教対応。二種のカレーもあっさり味
帰りはユダヤ教対応。メインは鶏肉のトマト煮込み

小腹を満たしたところで、昼過ぎに香港国際空港へ無事到着。勝手知ったる空港だけに、イミグレもすぐ終わった。やっぱ中華圏はアウェイ感がなくて落ち着くな。

次回から本編です!

<2024年9月>

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