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広州で食べた⑨ - 最終日は広州きっての老舗で早茶!

2泊3日の広州旅行は、早くも最終日。最後の朝は、ホテルがある沙面から北へ向かい、下町エリアをそぞろ歩きした。このあたりの雰囲気こそが、僕にとっての広州。いつかまた住んでみたいものだ。

緑が多いのだ

とはいえ、広州生活には弱点もあって、広州人は広東料理が好き過ぎるがゆえに、広州には他地域の料理の選択肢が乏しい(或いは、味が本格的ではないことが多い)のだ。例えば、下の看板。大盤鶏も燴麺も餃子もいっしょくたに「北方小吃」とまとめられているこの感じに、当時の苦労を思い出した。広州人にしてみると、広州より北は全部北方という扱いなんだよな。。

広州における他地域料理を体現する看板

また、涼菜(冷菜)や啤酒(ビール)とわざわざ書いてあるのも、実に広州。広州人はあまり酒を飲まないので、広州には冷菜をつまみにビールを飲むような食堂は少ないし、そもそも冷菜のバリエーション自体も少ない。これは他店との差別化ポイントなのだ。そりゃ僕が苦労するはずである。

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