手作り芋ようかんリベンジ
料理が趣味である。
以前芋ようかん作りに挑戦してイマイチの結果となったので改めて挑戦したい。
作り方は心得ている。あとは適切な配合で作るだけである。
今回も裏ごしせずにフードプロセッサーだけで製作する。
裏ごししない場合さつまいもの繊維が残ってしまうが、まあそのへんはさつまいもの味ということでいいことにする。ぼくはこしあんよりもつぶあん派なので全然気にならないのである。
前回の一番の反省点は砂糖の量が少なすぎたことである。それでただの潰して固めた芋になってしまっていたのでここはきっちりと挽回したい。
それから粉寒天の量も固まったときの固さを予想しながら練ってるときは少し緩めで調節した。そうしたらこれが正解であった。一晩冷蔵庫で固めてさあどうだと切ってみたらちょうどよい固さではないか。
そして今回はクチナシの花を使って黄色く着色も試みた。実は前回も使ったのだけど全然量が足りなくてほどんど色がつかなかったのである。クチナシの花は白いのにその中にできる塊は黄色いのである。和菓子でも安物は黄色何号とかで着色するのだろうが、ちゃんとしたお店はクチナシの花を使っている。我が家にも偶然実家からもらったクチナシの花があったのである。
さあさあ肝心のお味のほうといえば、よし美味い!これは紛れもなく芋ようかんである。フォークがすっと入る柔らかさ。口中へ運べばさつまいもの風味にお菓子ならではの甘味が合わさってこれを至福と呼ばずになんと言おうか。甘いが甘さ控えめに甘いからいくらでもいけてしまう。いやいや家族の分も残しておこう。
手作りのよいところは家族にも食べてもらいたいという気持ちが生まれるところにある。これが買ってきたものならば全部食べちゃおうかしらんなどと思わんでもないが、上手くできたものほど家族に味わってほしいと思うから、自制心が働くのであった。作るの簡単だからまたやろうかな。