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宝石きらり。

毎朝畑を覗くのが日課だ。
昨夜の大雨でどうなったか心配だったが、植物たちはむしろ大量の水を吸収して元気そうだった。
 

キュウリはしばらく楽しめそうである。


今日はトマトを数個とキュウリを一本収穫した。傷のついたトマトがあってそれは食べられないよと言ったのだけど、息子は食べられそうだよと好奇心を抑えられないでいるから、それじゃあ食べたらと言ったそばから口に入れた。
 
おえっまずっ!
ほら言ったじゃん。吐きなよ。
 
こんな経験を通して学んでいくのだ。小怪我をたくさんさせて大怪我をさせないようにする。それがぼくのやり方である。もっとも今度のトマトは怪我でもなんでもないけれど。
 
サヤエンドウだかサヤインゲンだかよくわからない妻が植えた豆類の葉に宝石を見つけた。ぼくは息子を呼んでみせてやる。
 
うわあ、きれい。
翡翠色。
 

宝石みつけた。


なにかの昆虫の卵であるが、こんな美しい卵は見たことがない。直径1ミリほどの翡翠から一体どんな昆虫が生まれてくるのだろうか。
 
いいものを見たねと言ってぼくらは畑をあとにした。

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