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天運と地運

運には2種類あると言われますが、今回は麻雀を題材に、「運」についてご紹介したいと思います。

これを理解すると、「努力」「変化」「初動」「多様性」「知力」「事前準備」「能力」「実力」の大切さが分かります。

麻雀といえば、知る人ぞ知る「桜井章一」。桜井章一と言えば、20年間無敗の男で、ヤクザ世界の代打ちをしてきた人物と呼ばれる彼は、「雀鬼(じゃんき)」と敬称され、雑誌「近代麻雀」での漫画連載を始め、各種メディアにおいても、彼の生き様や仕事への姿勢が取り上げられています。そんな麻雀の神様と呼ばれる男は、このように語っています。「運には、2種類ある。天から授かる“天運”というものと、自分の努力・自分の力によって引き寄せる“地運(ちうん)”。この2つがある」と。

「天から授かる運」と「自ら引き寄せる運」

「運」と一括りに称する時、予め運命として定められていたような「天運」をイメージされる場合が多いのかもしれません。しかしながら、運には2つあって、自らの行動によって引き寄せられる運もあるのです。この「地運」を得るために、毎日弛まない努力をしたり、定番と違う行動を起こしてみたり、大切なコトを失わないように、「初動」を大切に行動してみたり…… 考えて動き、努めてみるものではないでしょうか。

つまり運には2種類あって、

天運・・・天から授かった運。みな一緒の量あるもの。
地運・・・自分で引き寄せる運。自分の力によって増減できるもの。

“運がいい”と言われる人は、多様な場所で、多様な努力をしているのです。みんな確率10分の1という天運を持っている。あとは、上手な動きを重ねることで、例えば、

Aさん: 1/10確率の天運×10 の行動=運(結果)1
Bさん: 1/10確率の天運×50 の行動=運(結果)5
Cさん: 1/10確率の天運×100の行動=運1(結果)10

となります。きっとここには、地運に繋げる行動のルールも必要でしょう。前職時代の先輩が、「天運と地運」に纏わる、とあるエピソードを教えてくれました。「私の高校時代の友人に3年間で100人告白した人がいる。学校には400人の生徒がいたから、単純計算すると4人に1人へ告白したことになろう。自分自身がカッコイイ男でないことは分かっていた。だからこその告白(行動)。ある意味勿論の結果であるが、ほとんどが惨敗だった。しかし、なんとこんなカレにも3年間で3人の彼女が出来たのだ。それもその中には指折りの人気の子も入っていた!」と。

私自身の経験では、学生時代のこと。明大前駅から渋谷駅まで、井の頭線という電車に乗るとき、ある車両で偶然に久しぶりの友人と出逢った経験がありました。そこで、「もしかしたら、隣の車両にいて出会わなかったこともあるんだろう。そうだ!いつも、最初から先頭車両に乗って、後ろの車両まで歩けばいいんだ!」と。それからは、「久しぶりに出会う人」も「かわいい女性との出会い」も増えました(笑)!?

営業に「地運」を活かすコツ

高校時代の告白エピソードも、ビジネスにおける営業活動も同じではないでしょうか。

①数(量)をこなすこと
②自分がモテないこと(自分の現状)を分析すること
③逃げないこと(諦めないで前向きに行動)


「あいつは運がいい」「あいつはついてる」


運がいいというのは、絶対的に確率が高いというのではな く、元々持っている天運は、皆平等であると考えること。確率×回数=結果が決まるのだから、回数(行動の数)が多いということが運を引き起こしている。人脈、ビジネス、研究、あらゆる分野において、広がり方が違ってくる。ただ闇雲の動くのではなく、動きながら学習と成長を繰り返すわけですが、しかし不思議なことにその行動の回数を高めていると、天運の確率が上がる瞬間が突然現れるのです。「あれもこれも繋がる!あれも繋がる!すごいな!」という時がある。私の人生経験では3~5年に1回というくらいでしょうか。だから、ちょっと歩いてみれば、可能性は広がるのです。そして、たまにはいつもと違うことをする。いつもと違う帰路で帰ったら何か違う発見に出会える。

ちょっとだけ、こっちに歩いてみようか

成功している人は、とにかくよく動く。それだけで偶然に、ふっと、素晴らしい景色(おまけ)に出会えたりするのです。それが必然。感謝です。

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2004.12.09及び2006.08.27、2008.11.30より編集)


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