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アラン・メンケンに会ったら人生の新章が始まった話


2023.02.25、大阪国際会議場で行われた
アラン・メンケンのコンサートで
私の人生、第3章が始まった気がしました。


第1章は生まれてから20代前半まで。
私は20代前半で、今後も塗り替えられることがないと言えるほど悲しい出来事がありました。
生活環境も変わり、これまでの日常には戻れないことを知り、「私の人生2章目になった気がする」とぼんやりと思ったのを思い出します。


支えてくれる周りの人や、そばにいてくれるディズニーのおかげで、毎日楽しく生きていたところ…



わずか数年で、第3章始まってしまいました。笑



もうアラン・メンケンに会う前と今とでは
人生が違う!と断言できるくらいに、素敵で幸せで、言葉に言い表せないような1日でした。

そんな思い出のコンサートを、備忘録も兼ねて書き留めておこうと思います🙂‍↕️🤍


補足ですが、わたしは「コンサートなどでアーティストを生で見たことがある」ことを「会った」と表現するクセがあります。
今回わたしはアラン・メンケンのコンサートを拝見したのみ。「会ってないじゃん」と思われるかもしれませんが、わたしの認識では「会った」に違いありませんので悪しからず🥹✨



アラン・メンケンってなにもの?


アラン・メンケンとは、御年75歳のディズニー・レジェンドの称号を持つ作曲家です。

ディズニー・レジェンドとは
ウォルトディズニーカンパニーに対して多大な貢献をしたものを讃えるために、同社が1987年に創設した賞。
この賞はウォルト・ディズニー・カンパニーが個人に与える最高の栄誉とされている。


リトルマーメイド、美女と野獣、アラジン、ポカホンタスでそれぞれアカデミー賞2部門を受賞するなど、輝かしい経歴をお持ちです。


幼い頃からディズニーが好きなわたしですが、「この曲たまらなく好き!!」「どうしてこんなにもワクワクする曲なんだろう!」と感動する曲は、ほとんどアランメンケンが作曲をしており、なんという作曲家なんだろうと驚いた記憶があります。

有名な歌だと
リトルマーメイドの「パートオブユアワールド」「アンダーザシー」
アラジンの「ホールニューワールド」「フレンドライクミー」
美女と野獣の「朝の風景」「ひとりぼっちの晩餐会」
ラプンツェルの「自由への扉」「輝く未来」
などなど……
どれもがその作品のキーとなる歌になっており、ディズニー作品にはなくてはならない存在だと思います。


ディズニーパークで行われているショーにも、アランメンケンが作曲した曲が使われていないショーはないと言えるほど、名曲揃いです🥹✨


コンサートについて


コロナ禍を機にディズニーに行けなくなり、様々なイベントが中止になり…「推しは会えるうちに推せ」なんていう言葉が流行ったりもしましたね。

まさしくその通りだな…と実感しながら時は経ち、コロナも少し落ち着いた頃にアランメンケンが来日することを知りました!

これはなんとしても行かねばと、チケットを取り、ドキドキしながら向かったのは大阪✨

ディズニー作品に携わっている方々は自分とは世界が全く違うというか、「ディズニーを作っている人に会えるの!?ほんと!?」という感覚があり、当日まで「本当に存在するのかな?」と思うほどでした。
コンサートのために来日してくださるなんて、本当に貴重でありがたいことだなぁと思います。
何度か来日しており、日本大好き♡と言ってくださっていました😭😭😭✨


当日のセットリスト 大好きな曲ばかり😭✨


コンサートはピアノとアラン・メンケンのみで行われ、曲の間に映像とともに自身のことや作品のことを語りながら進んでいくものでした。

まずピアノの音色が暖かくて優しくて、それでいて力強さを感じて…
キーもご自身に合わせて変えており、女性キャラクターの歌がほとんどでしたがどの曲も素敵でした!!
ピアノと一体化して音楽を紡いで、それを自分が1番楽しんでいる様子がすごく伝わって、生のパフォーマンスを見られるって贅沢すぎる!と痺れました🥹✨


ハワード・アシュマンとの秘話も


アランをディズニーに誘い、共にさまざまな名曲を創り上げたハワード・アシュマンさん。

ハワードはエイズで39歳の若さでこの世を去った作詞家です。


ディズニープラスを契約されている方には
是非見て欲しい作品。
ハワードの生い立ちやディズニー黄金期と呼ばれる
時代のことがとてもよくわかります🥹


アラン・メンケンはハワードがエイズであることを、リトルマーメイドのアカデミー賞授賞式のあとで聞いたそうです。
当時「エイズ」という病名もついていないころにたくさんの仲間を亡くしたそうで、仲間に向けて作った「Sheridan Square」と言う曲が切なくて切なくて………


ハワードとアランが作る曲は、楽しくポップでキャッチーなものが多いですが、バラードも絶品だなぁと思っています。
わたしはリトルマーメイドの作中歌から外れてしまった「One Dance」がたまらなく好きなのですが、それに似た"悲しみの中で希望を見出そうとしている"ようなメロディで、涙なしでは聞けない1曲です。

「One Dance」についてはこちらで語っておりますので是非🙂‍↕️✨↓


「Sheridan Square」はサブスクでハワードがピアノで弾いているものがありますので、是非聞いてみてください✨


同時期に作成していた美女と野獣、アラジンでも2人の曲がとても印象的です。
その頃にはエイズがかなり進行しており、病床で曲も作り上げていたようです。
美女と野獣のアカデミー賞授賞を、ハワードは知ることができなかったというお話も伺い、会場中がホロリ🥲

ただ、ここでもユーモアを欠かさないアランメンケンは「その前日に"ニュージーズ"がゴールデンラズベリー賞を受賞したけどね」と大爆笑😂

【ゴールデンラズベリー賞】
アカデミー賞授賞式前日に行われる、今年最も最低だった映画に贈られる賞😂
ニュージーズではアラン・メンケンが作中歌を書き下ろしていました!

このあともポカホンタス、ノートルダム、ヘラクレス、魔法にかけられてなど…大好きな作品の歌をたっくさん聞けてとても幸せでした🥹✨


魔法にかけられての作品では、ディズニーの制作部が「アラン・メンケンのような歌を書く人を探している」と作曲家を選出している話を聞き、本人が「アラン・メンケンのパロディなら僕できるよ」と制作部に言った話がたまらなく好きでした😂笑

あっという間に2時間のコンサートが終わり、鳴り止まない拍手とスタンディングオベーションでアンコールに出てきてくださいました🥹✨


セットリストには載っていませんが、「日本の皆さんのためにこの曲を…」と。
会場からは大きな歓声が上がり、アラン・メンケンが日本のパークのために書き下ろした「コンパス・オブ・ユア・ハート」を歌ってくださいました😭😭😭✨✨

わたしはこの人生で何度「心のコンパスを信じて」という言葉に救われてきたか分かりません。

ディズニーの歌って、幼い頃から聴いて馴染みがあって、歌詞まで考えなくても歌えるけれど
大人になったり、環境が変わったり、悩みがあったり、その時の状況で聞こえ方がまったく違うという経験をしたことがあります。

そんな曲をご本人の演奏で、声で聞けたことが本当に本当に幸せで、始まりから終わりまで涙が止まりませんでした。

終わったあと退場の時間になっても、立ち上がれないほど感激していて、こんな経験なかなかできないなと思いました。


これまでの人生、楽しいことや幸せなことをたくさん経験してきたつもりですが、ここまでの多幸感を感じたことがなくて、新たな感情が芽生えたというか、本当に「人生の新しい章始まった…」と思いました🥹✨✨


おわりに


これだけのレジェンドでありながら、とってもチャーミングで優しくて謙虚なアラン・メンケン。語り方からもお人柄が伝わって本当に素敵な方でした。さらにさらに大好きになりました!!

また来日することがあればぜひお目にかかりたいなと思います。
アラン・メンケンの生きているこの時代に、私も生まれてよかったと心の底から思います!😭✨

これからのご活躍とご健康をお祈りして、激長noteを終了しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました🙂‍↕️🤍

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