美術:巨匠たちの合作、ルーベンスとブリューゲル、ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク
夏に行ったミュンヘンのアルテ・ピナコテークでは、『巨匠たちの作品展示の仕方を変えた』とありました。
16世紀〜17世紀、アントワープを中心に活躍していた巨匠・名匠たちの合作はよく知られています。
ちなみに、この頃、アントワープはヨーロッパ大陸アルプス以北で最大の金持ちの街でした。
さて、巨匠たちの合作、たとえば、この絵。
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577〜1640)とヤン・ブリューゲル(1568〜1625)合作の《花輪の聖母子像》(1616/18)。
ヤン・ブリューゲルは父のほうです。
順番は、まずルーベンスが、その後ブリューゲルが描いたそうです。
上の写真の右下方部分の拡大です。英語の説明もあります。
ルーベンスが得意とした天使(子供)とブリューゲルが得意とした花と虫の部分を撮ってみました。
下記が説明です。ルーベンスは当初の予定より幅を広げています。
これはヤン・ブリューゲルとピーター・ファン・アヴォント(1600〜1652)の合作《聖家族像》(1620/23?)。
以下もみんなアルテ・ピナコテークにあります。
ルーベンスの有名な《弓を削るキューピッド》(1614)。
ルーベンスはここに花や虫は描いていません。
下2枚はおまけ(?)、ブリューゲルといえばこちらは有名でしょう。
ですが、上のヤンとは違います。ピーテル・ブリューゲル(1526/30〜1569)。
目的の絵だけ見たらさっさと帰る私ですが、→
《農民の女》と《怠け者の天国》。
これだけはいつも見て挨拶して帰ります。大好きです!
FOTO:(c)Kishi
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